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アメフト関大 後半の猛追も及ばず、3点差終戦…QB須田主将「ああ、終わったな、と」

スポニチアネックス / 2024年11月23日 19時3分

<早大・関大>早大に敗れ、整列するQB須田主将(8)ら関大の選手(撮影・会津 智海)

 ◇全日本大学アメフト選手権 準々決勝 関大28―31早大(2024年11月23日 味の素スタジアム)

 3点差ビハインドで、試合終了まで残り1分5秒。QB須田啓太主将(4年)は、勝利だけを信じて、学生生活最後のオフェンスに向かった。

 自陣20ヤードからのシリーズ。自分で持って走るも、タックルを食らい、3ヤード後退した。1プレー挟んで、WR溝口駿斗(4年)へ2本続けてパスを通す。最も信頼を置く「相棒」とともにつないだ逆転勝利への希望。ただ、タイムアウトがなく、時計を止められないのがもどかしい。自陣45ヤードまで攻め上がり、4年間のタイプアップのホイッスルを聞いた。

 「今の感想ですか? ああ、終わったな、という感じ」と短く表現した後で、「ここで終わるつもりはなかったので、悔しい気持ちでいっぱいです」と持ち前の負けん気の強さをのぞかせた。

 0―24から必死の追い上げを見せ、最後は3点差惜敗。1年生から名門の司令塔を任され、昨年のミルズ杯QBにも輝いた学生ナンバー1QBは、ついに甲子園の土を踏めないまま、4年間のキャリアを終える。

 「今までいろんな人が支えてくれて、感謝しかないですね。まだ人として、選手として未熟なので、もう1回、自分を見つめ直したい」

 フットボーラー須田啓太は、もっと強く、大きくなるために、次のステージへ向かう。

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