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横浜 タイブレーク制し松坂以来Vへ王手!激闘もエース奥村頼が投打で意地

スポニチアネックス / 2024年11月24日 5時23分

<東洋大姫路・横浜>横浜の先発・奥村頼(撮影・五島佑一郎)

 ◇明治神宮野球大会第4日・高校の部準決勝 横浜3―1東洋大姫路(2024年11月23日 神宮)

 高校で準決勝2試合、大学で準々決勝1試合が行われた。高校の部では横浜(神奈川)が延長11回タイブレークの末、東洋大姫路(兵庫)を3―1で撃破。来秋ドラフト候補の最速146キロ左腕・奥村頼人(らいと)投手(2年)が、先発、救援で計7回無失点の好投で勝利に貢献した。広島商も決勝進出を果たした。

 エースの意地だった。横浜の背番号1・奥村頼は、最後の打者を中飛に打ち取ってもガッツポーズはなかった。延長11回タイブレークの激闘を制し「いつもならガッツポーズも出るんですけど、もう限界でしたね」と振り返った。

 まずは先発で初回から飛ばした。145キロの直球を軸に5回無失点。6回から左翼へ回ったが、1―1の延長10回に再登板した。1死満塁でスクイズを警戒した内野5人シフトの中で「三振が一番確率が高い。気持ちで狙いにいった」と空振り三振と二ゴロで無失点。直後の11回は1点を勝ち越しなおも2死二、三塁から左前適時打も放った。延長11回のマウンドでは無死満塁も「無失点に抑えてこそエース」と踏ん張り、計7回無失点に抑えた。

 今秋は最速151キロ右腕・織田翔希(1年)に注目が集まるが「エースは自分。決勝も0点に抑えることだけ考えて優勝したい」と奥村頼。「平成の怪物」松坂大輔を擁した97年以来27年ぶりの優勝へ、あと1勝に迫った。(村井 樹)

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