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阪神・佐藤輝「新しい強いタイガースを」 シンプル&クラシカル、25年シーズン新ユニホームお披露目

スポニチアネックス / 2024年11月24日 5時17分

阪神ファン感謝デーで新ユニホームを披露した(左から)佐藤輝、中野、近本(球団提供)

 阪神球団創設90周年を迎える25年シーズンに一新されることが決まっていた新ユニホームが、ファン感謝デーでサプライズ発表された。開演前の選手入場で最後まで残っていた佐藤輝と近本がホーム、中野がビジター用を着用し登場。新たな戦闘服に袖を通した佐藤輝は、武者震いするように力強い言葉を発した。

 「ちょっとクラシックというか。一昔前を思わせるみたいな」

 ホームユニホームは90周年のキャッチコピーである「鼓動を鳴らせ。虎道を進め。」を意識したシンプルかつ、クラシカルなデザイン。今季まであった胸番号は取り除かれ、キャップは黒ベースでシックになった。チームカラーでもある黄色は要所で残しつつも、球団伝統の縦縞の仕様が太さ2ミリ、幅25ミリから太さ2・5ミリ、幅23ミリへと変更。ピンストライプがより際立つ見た目になった。

 また、ビジターユニホームはブルーグレーがベース。今季は「HANSHIN」だったように、レギュラーユニホームでは球団初となる「HANSHIN TIGERS」の胸文字が採用される。

 装いも新たに目指すはV奪回。今季、同じく90周年だった巨人がリーグ優勝を成し遂げたように、メモリアルイヤーで頂点を目指す。藤川監督からリーダーに指名されるなど中軸として期待のかかる佐藤輝は「また新しい強いタイガースをつくりたいなと思います」と新時代を切り開く決意を口にした。

 ファン感謝デーでは朝日放送の人気番組「相席食堂」で結成された野球チームとの対決企画に出場。ヘッドコーチを務めた岩崎から先発投手に指名され甲子園のマウンドにも上がった。

 「(マウンドは)良い経験になりました。ちょっと寒かったですけど楽しめました」。球団だけでなく、5年目を迎える自身にとっても歴史的な1年とするべく、今は静かに牙を研ぐ。(遠藤 礼)

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