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キャッチボールなど基本の重要性を再認識 “三高ノック”に活気 高校野球・甲子園塾

スポニチアネックス / 2024年11月30日 16時15分

U18日本代表・小倉全由監督の話を聞く若手指導者たち(30日、神戸学院大付グラウンド)

 日本高校野球連盟が若手指導者育成に実施している研修会「甲子園塾」(塾長=正木陽・日本高野連技術・振興委員長)2日目は30日、神戸市の神戸学院大付グラウンドで実技編を行った。全国から集まった監督、部長ら27人の受講生はキャッチボールやトスバッティングなど基本練習の重要性を学んだ。

 講師の日本高野連技術・振興委員でU18高校日本代表の小倉全由監督(67)はキャッチボールの際、挟殺プレーや中継プレーのような、動きのあるなかでの練習法を伝え、「キャッチボールができれば試合でのミスも少なくなる」と話した。

 トス打撃では3人1組で行い、小倉監督は「声をかけ合いながらやれば、活気も出ておもしろくなってくる」と自ら打者の手本を示していた。

 橋本(和歌山)の脇田純平監督(39)は「毎日行うキャッチボールで、いろんな種類を行うことが上達につながる。最近は行わない学校も多いトスバッティングの大切さも再認識できた」と話した。

 内野ノックでは小倉監督が日大三監督時代に行っていたという、投内連携、併殺、バント処理などをまじえた「三高式」のノックを伝授した。小倉監督自らがよく声をかけ、選手たちもよく声が出ていた。

 若松(千葉)の燿(あかる)智成監督(35)は「小倉監督ならば、恐らくどこに行ってもこうした活気に満ちた、前向きな練習ができるのでしょう。大いに学びました」と話していた。

 同じく講師の沖縄尚学・比嘉公也監督(43)は外野守備で飛球の追い方を指導。ブルペンで投手の指導法も伝えていた。

 甲子園塾は12月1日、最終日で、受講者には修了証が授与される。  (内田 雅也)

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