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引退するC大阪・山下主将が終了間際に出場 サポーターら周囲に感謝を伝え、涙ぐむ

スポニチアネックス / 2024年11月30日 21時20分

<C大阪・鹿島>スピーチの途中で思いがあふれた様子の山下(撮影・長嶋 久樹)

 ◇明治安田生命J1リーグ第37節 C大阪0―2鹿島(2024年11月30日 ヨドコウ桜スタジアム)

 C大阪はホーム最終戦で鹿島に0―2で完敗した。今季限りでの引退を発表している主将のDF山下達也(37)は後半42分にDF西尾隆矢(23)と交代でピッチに入ってJ1通算150試合出場を達成。西尾からキャプテンマークも引き継いだ。

 アディショナルタイムを含めて約10分のプレーだったが、攻め上がった際に勢いでファウルを犯し、ラフプレーで警告を受ける。最後まで“闘将”らしいプレーを披露した。「あの時点で正直、ふくらはぎが限界で。カードをもらうつもりはなかったけど、ガッといきました」と山下は試合を終えて清々しい笑顔で振り返った。

 サポーターも熱く見送った。試合前の選手入場の時はゴール裏応援席に巨大な「23」が出現。「僕みたいな選手に…。あれは感動でしたね」と自らの背番号をオマージュしたサプライズを受け止めた。試合後のセレモニーでは「漢 山下達也 貫いたセレッソ愛 闘い続けた23の背中 最後までプロフェッショナルな姿を見せてくれたことを俺たちも忘れない ありがとう これからも共に」と長文の横断幕が掲げられた。

 セレモニーのあいさつで、山下は主将として優勝を逃したことをサポーターに謝罪。サッカーを始めた時からかかわった人々に感謝を伝えた。特に家族、サッカー選手になることに否定的だった母親について語った時には涙ぐんだ。さらに妻と3人の娘に感謝。「パパはサッカー選手ではなくなるけど、これからもパパを笑顔にしてください」とお願いしていた。

 山下はC大阪に残ることは決まっているが指導者の道に進むのかは決まっていない。「このチームで優勝するのに何が足らなかったのか勉強して、何らかの形でこのチームを優勝に導きたいなと思っています。リーグ優勝から逆算しながらセカンドキャリアを考えていきたい」とサポーターに決意を示した。

 交代でキャプテンマークを山下に渡した西尾は「0―2で負けている場面で…申し訳ない気持ちでした」と話す。「ヤマさんはチームのために声をかけたり、練習でいつも100を出している。人としてヤマさんに負けないように、意思を引き継いでいけたら」と表情を引き締めた。西尾の後に報道陣に囲まれた山下は「きのう2―0にしといってって言ったのを聞き間違えたのかな」と笑って西尾をフォローしていた。

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