【J1昇格PO】J2長崎7季ぶりJ1復帰ならず下平監督「本当に悔しい」 リーグ無敗の新本拠地で大敗

J2長崎の本拠地「ピーススタジアム」

　◇明治安田J2リーグ・J1昇格プレーオフ準決勝　長崎1－4仙台（2024年12月1日　ピーススタジアム）

　J1昇格プレーオフは準決勝が行われ、J2で3位の長崎は6位の仙台にホームで1―4で大敗。18年以来、7季ぶりのJ1復帰はならなかった。

　10月に開業した本拠地、ピーススタジアム。リーグ戦では無敗を誇っていたピッチで長崎が沈んだ。前半からボールは保持したものの仙台の堅い守備を崩せないでいると、PKで先制点を奪われ0―1で折り返した。

　後半に入っても、なかなかリズムをつかめずに2点を追加され重苦しい雰囲気がスタジアムに充満した。後半31分にMFマテウス・ジェズスの得点で一矢報いたが、アディショナルタイムにダメ押しの1点を奪われ万事休す。リーグ戦の順位が上のため引き分け以上で突破が決まる有利な状況を生かすことはできず下剋上を許した。

　長崎の下平隆宏監督は「本当に悔しいです。悔しい思いと、ここまでサポートしてくれたクラブ、ファン、サポーター、スポンサーのみなさんに本当に期待されてJ1昇格を目指してましたけど…。本当に悔しいゲームになってしまった」と肩を落とした。

　今季の長崎のスローガンは「感謝を胸に行くぞ！最高の舞台へ。」だったが、夢は持ち越し。これで来季のJ1の九州勢はアビスパ福岡のみになった。