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【第100回早明戦】早大・FB矢崎由高が決勝トライ 大田尾監督も「取ると思っていた」

スポニチアネックス / 2024年12月1日 17時38分

<早大・明大>後半、早大・矢崎がトライ(撮影・篠原岳夫)

 ◇ラグビー関東大学対抗戦Aグループ 早大27―24明大(2024年12月1日 東京・国立競技場)

 1923年の初対戦から節目の100回目を迎えた伝統の定期戦「早明戦」は、早大が27―24で明大を破り、6季ぶり24度目の優勝を果たした。早大の全勝(7勝)優勝は、元日本代表の五郎丸歩らを擁した07年度以来、17季ぶり。全国大学選手権は今月21日の準々決勝(東京・秩父宮ラグビー場、相手未定)から登場する。

 前後半ともに一時リードを許し、最後も3点差に詰め寄られる接戦を制した大田尾竜彦監督は、「(両校選手が)いま持てる力を出したと思う。試合は100回目に相応しい内容だったと思う。このプレッシャーに勝った学生に、本当におめでとうという気持ちでいっぱい」と節目の勝利をかみ締めた。

 ボール保持率、エリア確保ともに劣勢を強いられる展開の中、決勝トライを奪ったのが、今年6月のイングランド戦で日本代表デビューを果たしたFB矢崎由高(2年)だ。連続攻撃でゴールラインに迫り、最後は残り15メートルのラックから直接パスをもらうと、タックラーに絡まれながらも振り切ってトライ。「今日はおそらく、後半にトライを取ると思った」と指揮官が期待した通りの活躍だった。

 当初は9月いっぱいで代表活動参加を終える予定だったが、10月26日のニュージーランド戦にも先発出場。世界屈指の強豪相手には課題山積だったが、大学に戻ると即活躍。11月3日の帝京大戦でも48―17の大勝に貢献するなど、17季ぶりの全勝優勝メンバーとなった15番に、大田尾監督も「オールブラックス戦後は連戦でコンディションが難しい状態でやってきたが、ここに合わせてきた。アスリートとしてもステップアップできたと思う」と目を細めた。

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