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広島・小園 9000万円で更改“夢の1億円”には届かず「ダメでした。かすりもしません」苦笑い

スポニチアネックス / 2024年12月13日 5時48分

来季、背番号が5に変更となる広島・小園(撮影・平嶋 理子)

 広島・小園海斗内野手(24)が12日、広島市南区の球団事務所で契約更改交渉に臨み3600万円増の年俸9000万円でサインした。6年目の今季は初めて全143試合に出場。チームトップの61打点をマークするなど、頼れる働きを見せた。来季の背番号は「51」から「5」に変更。キャリアハイを目指す若鯉が力強い決意を示した。

 会見場に現れた小園は苦笑いを浮かべた。「ダメでした。かすりもしませんでした」。夢の1億円には届かず9000万円で更改。それでも来季の大台突破に向け、さらなる活躍を誓った。

 「来シーズンも143試合に出て、またキャリアハイを残せるように頑張りたい。何かのタイトルに絡めるくらいの活躍をしたいなという思いはある」

 今季は初めて全143試合に出場した。チーム2位の151安打を放ち、打率・280、2本塁打、61打点。5月には球団新記録となる月間8度の決勝打点も記録した。勝負強さを示す得点圏打率は・341を誇った。71試合で4番を務めるなど中軸で役割を果たし、安打数と打点でキャリアハイを更新。一方、守備では昨年よりも6個多い15失策だった。契約更改交渉の場では、それらの数字が査定にも影響したとみられる。

 「ふがいないというか、(チームに)迷惑をかけた」。反省と同時に前を向くことも忘れなかった。「本当にいろんなことを学べた」。自身の今年を表す漢字一文字には「学」を選び、今季の学びを来季につなげる構えだ。

 11月に開催された「第3回プレミア12」では打率・387をマークし、二塁手のベストナインにも選出された。国際舞台では新たな取り組みとして打撃フォーム改造に着手。「縦振りにして、バットのヘッドをもうちょっと利かせて打つ」。長打量産を狙い、スイング軌道を変化させると、同大会のスーパーラウンド・米国戦では2打席連続弾を含む3安打7打点の活躍を見せた。キャリアハイ更新、長打量産に向け、オフも継続してフォーム固めに励んでいく。

 「手応えはあったので、続けていこうかなと。新しい自分というのも見つけられたらいいかなと思う」

 来季から背番号は「5」に。25歳となる25年シーズンは新たな姿で真価を示す。「(日本代表に)食い込みたい。来年の活躍が本当に大事になってくるので、活躍して選ばれるように」。26年春の第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の代表入りにも意欲を示した。今季果たせなかった“セ界一”と世界一の悲願へ、レベルアップを期す。 (長谷川 凡記)

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