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マイケル・ジャクソンの未発表音源を発見 89~91年制作の12曲 元警官が音楽プロデューサーの倉庫で

スポニチアネックス / 2024年12月14日 23時59分

未発表曲前後のマイケル・ジャクソン・ヒストリー

 2009年に50歳で死去した“キング・オブ・ポップ”ことマイケル・ジャクソンの未発表曲の録音テープが見つかったことが、14日までに分かった。芸能誌ハリウッド・リポーターなど米メディアが報じた。

 テープはカリフォルニア州の元警察官、グレッグ・マスグローブさん(56)が発見した。ロサンゼルス市内の古い倉庫の所有権を知人が入手し、その中を整理している最中、マスグローブさんは10本ほどのデジタル・オーディオ・テープ(DAT)を見つけた。聴いてみると、なんとマイケルの歌声が収録されていた。マイケルのファンサイトなどを参考に調べたところ、「バッド」に続くソロアルバム「デンジャラス」リリース前の89~91年に制作した曲があることを突き止め、そのうち12曲が未発表と分かった。

 倉庫は歌手で音楽プロデューサーのブライアン・ローレンのもの。ローレンは「デンジャラス」の制作に携わっており、当時マイケルと仕事をしていた。

 未発表曲の「トゥルース・オン・ユース」は、米ヒップホップ歌手で俳優のLL・クール・J(56)とデュエットしたものと思われる。マイケルは珍しくラップを披露している。また「ドント・ビリーブ・イット(その話は信じないで)」と題された曲は、未成年者への性的暴行疑惑が噂されたマイケルの胸の内を歌ったもののようだ。マイケルが冗談を言うような肉声も収まっていたという。マスグローブさんは「聴いていて鳥肌が立った」と話している。

 気になるのは、このテープの曲をファンが聴けるのかということ。マスグローブさんは今年初め、弁護士を通じマイケルの遺産管理団体に連絡。団体はこれら未発表曲の音源は保管しているとした上で「マイケル・ジャクソンの音源の著作権は団体が所有している」と、許可なく公開できないと返答した。マスグローブさんは近く、これらのテープをオークションに出品予定で「7桁になるのでは」と日本円で億超えの価値があるとみている。死去から15年。いまだ人気が衰えぬマイケル。このテープを、世界中のファンが耳にすることなく、富豪のコレクションの一つに落ち着く可能性が高い。

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