ドジャース LA山火事被害支援 フリーマン夫妻は消防局などに4700万円寄付

発売開始した「LA　Strong」Tシャツ（ドジャースの公式インスタグラムから）

　大規模な山火事の被害が続くロサンゼルスに本拠地を置くドジャースが10日（日本時間11日）、近く当面の支援活動を発表するとし「悲劇の最前線で活動する全ての救助隊に感謝するとともに、家や財産を失った何千もの家族に哀悼の意を表す」との声明を出した。

　同日までに韓国出身初の大リーガーでドジャースやオリックスなどでプレーした朴賛浩（パク・チャンホ）氏のビバリーヒルズの自宅が全焼したと韓国メディアが伝えるなど被害は甚大。大リーグ公式サイトによれば、昨秋ワールドシリーズでMVPに輝いた一塁手フリーマンとチェルシー夫人は救助活動を支援するため消防局などに計30万ドル（約4700万円）を寄付し、内外野を守るテーラーとメアリー夫人も自身の財団を通じて募金活動を開始している。

　また、ドジャースやエンゼルス、NBAレーカーズ、NFLラムズなどロサンゼルスや周辺を拠点とするチームは「LA　Strong」（LA、強くあれ）とプリントされたTシャツを販売開始。売り上げは米赤十字社とロサンゼルス消防基金に寄付される。　

　≪NBAと選手会　1億5800万円寄付≫NBAは10日、八村塁所属のレーカーズとクリッパーズが、ともに本拠地ロサンゼルスで11日に開催予定だった試合を延期すると発表した。代替日は未定。レーカーズは9日の試合に続く延期で、13日にも本拠地で試合が組まれている。NBAと選手会は支援のため米赤十字社などに100万ドル（約1億5800万円）を寄付することを発表した。