K-POPという食卓にコラボのおかずを添えた「2014KBS歌謡祭」(まとめ)
THE FACT JAPAN / 2014年12月27日 14時31分
‘賞’はなくても中身がぎっしりと詰まった音楽祭りだった。年末歌謡祭でよく見る顔ぶりだが、一味違う風味を付けた。‘Music is Love’というタイトルで音楽が一つになる和合の場を作ると公言していた「2014 KBS歌謡祭」(KBS歌謡大祝祭)は、目と耳が楽しめる見どころ満載な舞台をお届けした。
26日の夜8時30分、ソウル・汝矣島(ヨイド)にあるKBSホールで「2014KBS歌謡祭」が幕を開けた。2PM、BEAST、EXO、INFINITE、少女時代、A Pink、防弾少年団、Block B、ソユ(SISTAR)xチョンギゴなど、出演アーティストのみんなはsg WANNA BE+&Brown Eyed Girlsの『Must Love』を合唱しながらオープニングを飾った。EXOのディオは「冬の王国」をパロディにした映像に合わせて‘冬の王子様’に変身して視線を集めた。
防弾少年団の『Danger』をはじめ音楽の饗宴が続いた。AOAは棒を使って『サプンサプン(Like a Cat)』をいっそう妖艶に披露し、「KBS歌謡祭」に初出演となったVIXXはアップグレードした『Error』と『奇跡』で一本のミュージカルのような舞台を繰り広げた。『SOMETHING』のGirl's Day、『LUV』のA Pink、『Don't Touch Me』のAilee、『I'm In Love』のSecretは、幻想的なパフォーマンスで男心を魅了した。
この日の歌謡祭の白眉はコラボレーションステージだった。ソユは『Some』の代わりに、これまで歌ったデュエット曲を新たに用意して防弾少年団のラップモンスターと一緒に『優しすぎる』を、B1A4のシヌゥとサンドゥルは『隙』、Block Bのピオとパクキョンは『officially missing you too』を披露して、観客らを楽しませた。
期待を寄せたBlock BジコとBEASTヒョンスンのコラボパフォーマンスもすばらしかった。二人はそれぞれのカリスマを発散しながら現場を盛り上げた。少女時代のテヨンはEXOのチェン、Fly To The Skyのファニと息ピッタリなハーモニーを演出し、防弾少年団とVIXX、2PMが力を合わせるパフォーマンスでは、世界を魅了しているK-POPアイドルらの実力が如実に見られた。
何よりも‘魔王’と呼ばれた故シン・ヘチョルさんを追悼するために用意したN.EX.Tとアイドルのコラボレーションパフォーマンスは、深い感動を与えた。EXOのレイ、チャンヨル、ベクヒョン、ディオが彼のヒット曲『悲しい表情はしないでください』を披露し、INFINITEのソンギュ、ドンウ、ホヤは『都市人』でロックスピリットを発散。BEASTのヨソプとドンウンは『僕の心深いところの君』を熱唱しながら、追悼の意を表した。
2部のオープニングも特別だった。KBSの看板バラエティ番組「1泊2日」のシーズン3のレギュラーを務める芸人キム・ジュノと歌手のキム・ジョンミンがデュオに変身。それぞれのヒット曲を歌いながら雰囲気を盛り上げた。特に会社の経営問題に頭を悩ませているキム・ジュノは「こんな時こそ力を出さなきゃ!」とコメントして笑いを誘った。「1泊2日」のプロデューサーに引っ張られる瞬間まで二人は笑いを担当した。
2部も豊かな見どころが続いた。EXOとINFINITEがダンスバトルで女心を奪い、Block Bはおかしいかつらをかぶって『H.E.R』を披露した。ソユとチョンギゴは『Some』で甘いステージを演出。Girl's Day、AOA、Secretはバージョンアップしたセクシーパフォーマンスで男性ファンらを熱狂させた。さらにA Pinkのステージも、これまでみたことのないパフォーマンスで官能美を発散した。
大先輩のイム・チャンジョンとFly To The Skyは、お互いのヒット曲を代わって歌うスペシャルステージを披露した。イム・チャンジョンはFly To The Skyの『胸が痛くても』を、Fly To The Skyはイム・チャンジョンの『僕に似ている君』をアレンジして熱唱した。
祭りが終わりに向かって走るほど、ステージはますますヒートアップしてきた。EXOは『Overdose』で場内を一気に盛り上げ、INFINITEは息ピッタリな群舞でカリスマを発散した。BEASTは優れたライブステージを披露して存在感をアピールし、2PMは楽しいお祭りをもっと愉快に導いた。ジェシカがいない8人の少女時代は、改めて健在であることを証明してくれた。
進行に惜しいところはあった。1部のオープニングでMCを務めるユナが挨拶するところで、3秒ほどの音楽が流れてしまう事故が発生し、A Pinkのステージではカメラが違う場所を捉えてしまった。
しかし220分間をぎっしりと詰めたパーティーは、空腹を満たせるに十分だった。おいしい料理は幻想的なパフォーマンスで用意され、さまざまなおかずとなったコラボステージは、K-POPという食卓をたっぷりと味わえるものとなった。
THE FACT|パク・ソヨン記者
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