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[コラム] 慰安婦問題が過熱!『慰安婦』をテーマにした映画が今春公開予定

THE FACT JAPAN / 2016年2月13日 9時59分

映画『鬼郷』

慰安婦問題で揺れる韓国。ソウルの日本大使館の慰安婦像の前では、連日、大学生を中心にした慰安婦像撤去反対の支持者が肩をよせあい、バリケードを作っている。昨年末の日韓合意後、毎週水曜日に挺身隊が中心となり、日本大使館前で行っていたデモが強化され、市慰安婦像は挺身隊のハルモニ(おばあさん)、アジュンマ(おばさん)だけではなく、屈強な若者たちに守られているのである。慰安婦に対する芸能人たちの動きを見ていると、アイドルグループSHINHWA(神話)のキム・ドンワンがナヌムの家(元慰安婦たちが共同生活を送る場所)に4000万ウォンを寄付し、歌手イム・ムンセも7500万ウォンを寄付したという。また、歌手イ・スンファンも大使館前でバリケードを張っている学生たちを激励に訪れたとか。とはいっても、芸能人たちは慰安婦問題に関して直接的な行動をしている人々はほぼいない。その中で、ついに元慰安婦の実話をテーマにした映画『鬼郷』が今春に公開予定なのだ。この映画、一昨年にクランクインし、昨夏には公開予定だったのだが、クラウドファウンティングによる予算が予想以上に集められなかったこと、さらに、配給会社が決まらなかったこともあり、公開が大幅に遅れていたという。「2002年に企画がスタートしたのですが、インディーズ映画だったため、資金繰りに苦労したそうです。さらに、配給会社が見つからなかったりと、公開に足掛け13年もかかりました」(韓国芸能事務所関係者)そして、ここへきて慰安婦問題がクローズアップされたことにより、公開にこぎつけることができたのだとか。しかし、なぜこうまで大きなテーマにも関わらず、それを扱ったドラマや映画は少ないのだろうか。「誰も手を付けたがらないテーマなんです。やはり、慰安婦は韓国にとって暗い過去の歴史。それにとてもナイーブなテーマでもあるのです。扱い方によっては、バッシングを受け、経営に響くことも多いにある。一昔前、当時人気絶頂だった女優が慰安婦ヌードを発表し、バッシングを受け、芸能活動を続けるのが厳しくなった事例があります。さらに、韓国人たちがあまりにも残酷すぎる過去を直視する勇気がないのです」(前出・芸能事務所関係者)事実を完全に把握していないまでも、“慰安婦”というテーマが韓国人の中で共通意識として共感され、冒頭のようなムーブメントが現在、国内で渦巻いているのだ。「慰安婦というテーマが二か国間の“外交”問題となり、当事者のハルモニたちの心の叫びが反映されていないのが現状です。元慰安婦たちの感情は70年前から、なにも変わっていません。軍の介入があったかどうか、そこに焦点が置かれすぎていて、実際に被害にあったハルモニたちの気持ちが拭われているとは到底思えません」(前出・芸能事務所関係者)公開されれば、日本では捏造映画だと叫ばれるかもしれない。しかし、私は映画の過剰な表現のフィルターを取り除き、史実を知るために、いつもとは違った韓流映画を覗いて見ることをお勧めする。THE FACT JAPAN|中西美穂

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