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[コラム] G-DRAGONの新アルバムは“音楽史における新たな試み”

THE FACT JAPAN / 2017年6月21日 14時27分

©YG ENTERTAINMENT

トレンドの代名詞とも言われるBIGBANGのメンバー、G-DRAGONの新アルバム「KWON JI YONG」が議論を巻き起こしている。今回の新作は“USBタイプ”のものとして制作されたのだが、これが“アルバム”に該当するのか、ということについて意見が分かれた。

「KWON JI YONG」のUSBの中には、音源ではなく、リンクが込められている。このリンクを通じてYGエンターテインメントが制作したサイトに移動することができ、USBのケースに記されているシリアルナンバーを入力すると音源やMV、写真などをダウンロードできるというもの。

19日、韓国音楽コンテンツ産業協会が運営するgaonチャートは、G-DRAGONの新アルバム「KWON JI YONG」のアルバムについて「改定された著作権法にて、“音盤”の定義を調べると、『KWON JI YONG』のUSBは“音盤”には該当する。ただ、gaonチャートの“アルバム”の定義は“音盤”の定義とは違い、“音”が有形物に固定されたものに限定される」と説明した。

つまりG-DRAGONの新曲は“アルバム”には当てはまらないということだ。またgaonチャート側は、「著作権法のように“デジタル音源”まで含む全てのものを“音盤”と定義すると、現在維持されているgaonチャートのデジタルチャート及びダウンロードチャートとアルバムチャートの境界線が崩れる事態に陥る」とし「(G-DRAGONのアルバムの成績はgaonチャートの)デジタルチャートとダウンロードチャートには反映される」と述べた。

G-DRAGONの所属事務所・YGエンターテインメントはマスコミに対し、「gaonチャート側の意見を尊重する」と述べた。しかし一方で「音楽を込める方法を固定的な形に閉じ込めることと、時代に合わない集計方法は、残念だ」という立場を明らかにした。

USBタイプのアルバムを発売したアーティストはG-DRAGONがはじめてではない。韓国国内では歌手のキム・ジャンフンがUSBタイプのアルバムをリリースしたことがある。また欧米圏ではマイケル・ジャクソンやビートルズ、レディー・ガガなど、多数のアーティストがUSBタイプのアルバムを発売した。ただ、今回のG-DRAGON の作品のような、“USB”という有形物に、サイトに移動できる“リンク”が直接込められたものではなく、“音源”が直接込められている点が違う。

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