【コロナ婚活】少女マンガの王子様を探して…容姿コンプレックス女教師の終わりなき旅~その1~

Suits-woman.jp / 2020年10月24日 17時0分

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2020年10月8日、経団連は少子化対策の推進に向けた緊急提言を発表。その背景には、新型コロナ感染拡大で婚姻数が減少していることがある。

政府の人口動態統計速報をひもとくと、今年1~7月の婚姻は前年同期比14.7%減。少子化の加速につながることが懸念されている。

コロナ以降、婚活はどのように行なわれていたのか……そこでSuits womanは、婚活中の女性にお話を伺った。

沼田倫子さん(仮名・39歳・公立中学校教師)の婚活は、暗礁に乗り上げている。「真面目なだけが取り柄だったのに、コロナ以降は婚活がホントに難しくなっていると肌で感じる」と語る。

少女マンガにハマり、男性嫌悪になる

倫子さんは東京都渋谷区内で生まれ育つ。両親は公立高校の教師、兄夫婦は公立小学校の教師という、教師一家。

「ウチは家族4人、同じ大学を卒業しているんです。私も兄も幼いころから、“高校を出たら、両親が出た大学に行くものだ”と思っていたし、現実にそうなった。それ以外の人生って、考えたこともなかったんです」

倫子さんは公立高校から現役で難関大学に合格。学び多い学生時代を過ごし、卒業後は教員採用試験に一発合格。倍率は40倍ともいわれた時代だったという。

「今でこそ、学校の先生は不人気な職種ですが、当時は花形でした。採用通知が来た時は晴れがましかったですね」

倫子さんはそれまで、勉強一筋だった。高校から私立の女子校に進学したけれど、それまでは男子にからかわれてばかりいたという。なぜなら、倫子さんはぽっちゃり体型だから。

「女子の友達は多かったので、特になんとも思いませんでしたが、保育園時代から“デブス”が私の代名詞でした。とにかく容姿はディスられまくっていた。太っている、色が浅黒い、吹き出物が出やすい肌質、顔が大きいのに目が細い……私の世代の大スターは、小顔で色白で手足が長い人。私と対極ですね」

コンプレックスをばねに、勉強を頑張った。

「ヲタ活も頑張りました(笑)。昭和の少女マンガが大好きだった母の蔵書から、世界を広げていきました。池田理代子先生、山岸涼子先生、木原敏江先生、美内すずえ先生、吉田秋生先生など手あたり次第読んでいました。ウチの書庫に友達と集まって、ずっとマンガを読んでいた。現実の男性よりも、先に作品の中の男性に恋をした。まさに“脳内お花畑”状態です」

現実の“男”に触れたのは、22歳が最初で最後

リアルな男性は、臭くて汚くて怖い

少女マンガに登場する男性たちは、女性に対してフラットで配慮がある。女性に対して、“性”を求めず、女性を尊敬し、ひたすら配慮をする。暴力から女性を守り、真面目であることや母性を含んだ優しさに対して恋心を抱く。

「まあ中学校時代からジェンダーを考えたわけですよ。だから“デブス”と私に暴言を吐く男子も、私のことが少しは好きなんだろう、と思っていた。でも大人になってみるとデブスはデブスだとわかる。同窓会に行って、当時の男子のボスが“オマエ、かわってねえな。独身!?わかるわ~。俺、お前はムリだもん”などと平気で話す。ボスは同級生で一番の美女と結婚して、親の店を継いで、夫婦で仕事しながら4人の子どもを育てています。私が生まれ育ったのは東京都心といえるエリアですが、ホントに都心に代々住んでいる人って、フツーの庶民なんですよですよ」

そんな倫子さんが初めて生身の男性に触れたのは、22歳の頃。それが現状、最初で最後だという。

「公立の学校の先生って、学びの仕組みが整っていて、新任には指導教諭(OJT担当)がつくんです。この先生との相性ですべてが決まる。そりが合わないと、メンタルをやられる人もいるんです」

この“指導係”の先生が、学級経営(クラスの運営)や、研究授業(草案作成と研究報告に各5~6時間要)の面倒を見てくれる。倫子さんには、30歳の独身の先生が付いた。

「この先生は異色の経歴で、商社に勤務してから、学校の先生になった人。圧が強くて不器用な人だったと思います。モンスターペアレンツの対応をしていた時に、私が泣いてしまって、その後、慰めてくれて男女の仲になった」

生身の男性は、臭くて、重くて、ムダ毛が多くて、気持ち悪かった。

「少女マンガの男性しか知らないから、ホントにびっくりしましたよ。もちろん、父や兄も見ていますが、至近距離で接することなんてないですから。ツーンとした汗のにおいと、ムッとするニオイに吐きそうになりました。気持ち悪かったですね」

事が終わると、相手への執着心が想定外に芽生えてしまう。倫子さんはそれから10年間の片思い生活に入る。

「あんなに嫌だったのに、その人と再び恋愛関係になりたいという欲望が目覚めて、片思いしてしまったんです。生徒にもバレて、先生も困っていた。それでもやめられない」

彼に片思いしていた頃は、体重が初めて60キロ台前半になったという。

アラフォーで婚活に挑むも、苦戦。写真の段階で選ばれない…~その2~に続きます。

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