髪の曲がり角は35歳!今から始めたいエイジング対策とは?
Suits-woman.jp / 2020年11月13日 13時0分

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髪は意外と年齢が出てくるもの、白髪、抜け毛、乾燥、パサつき……35歳を過ぎると確実にエイジングが始まります。『いい白髪ケア、やばい白髪ケア』の著者で美容ジャーナリスト・毛髪診断士・毛髪技能士でもある伊熊奈美さんに、美髪のためにできる自分でケアする方法を教えていただきました。
意外と知らないヘアカラーについての話はコチラ。
髪の毛は年齢が出るもの……。いつまでも綺麗にしていたいですね。
スキンケアの応用で頭皮も毎日ケアしよう
頭頂付近は筋肉がなく、血流が届きにくいので、しっかりマッサージで血行をよくするのがおすすめ。ただし、強くこするのはNGです。
頭皮の健康のために、カラー剤を残さず洗い流すことも大切ですが、自分の頭皮環境を整えることも大切です。
「 頭皮には、皮脂が多いというイメージをもっている人も多いと思います。これは、水分が少なくなっているために、皮脂がそれを補おうとして多く出てしまうため。つまり保湿が必要なのです。また、血行を促すことも大切。頭皮の下には、3つの筋肉があるのですが、頭のてっぺん、カッパのお皿部分には筋肉がないので血液が行き渡りにくいです。髪は、東洋医学で『血余』といわれるように、美髪を作るためには血液が運ぶ栄養と酸素が不可欠です。毛細血管のすみずみまで血液が流れるようにマッサージすることを習慣化するといいですね。頭皮は肌なので、頭皮ケアも基本はスキンケアの応用です 」
マッサージとなると面倒になって毎日続けられないかもしれませんが、伊熊さんに続けやすい方法を教えていただきました。
ブラッシング用のブラシは、ピンがやわらかく、先が丸くなっているタイプを選びましょう。
「朝のブラッシングの時とシャンプー前のブラッシングのときに、頭皮マッサージを一緒にすれば習慣化できますよ。使うブラシは、ピンが細くて柔らかいもの、先が丸くなっているものなら、肌にきめ細かく触れ、血流が促せます。頭は末端なので、下から上へブラッシングしましょう」(伊熊さん)
マッサージだけを改めてするとなると続けるのが難しいですが、いつものブラッシングのやり方を変えることで頭皮ケアになるなら、すぐにでも取り入れたいですね。
シャンプーを変えるよりシャンプーの仕方を変える
襟足あたりからしっかりシャワーをかける。
ヘアケアといえば、シャンプー選びも悩むところですが、そこはそれほど悩まなくてもいいそうです。伊熊さんは、「シャンプー選びより、洗い方を見直しましょう。きちんと洗うと、髪がきれいになる、頭皮がきれいになる、血行がよくなる。一石三鳥です。」具体的にどのように洗うべきなのか教えていただきました。
頭皮もTゾーンに皮脂が多く出やすい。
・顔のTゾーンが額と鼻のラインにあるように、頭皮にもTゾーンがあります。頭のTゾーンは、額のあたりの生え際と頭頂から後頭部にかけての縦のライン。ここが皮脂の多いゾーンなので、しっかり洗うよう意識しましょう。
・水でゆるくのばしたシャンプー剤を、頭頂部、生え際、後頭部とシャンプーをつけて、まんべんなく泡立てたら耳下から手を入れて頭部ではさみうちする。
・最も重要視したいすすぎは、毛穴の360度から地肌にお湯を当てるイメージでシャワーを持ちかえ、泡を残さないようにしっかりすすぐ。
髪を乾かすとときも襟足から。おじぎをしてドライヤーでしっかり内側を乾かすと表面は乾くそうです。洗髪も乾かすときも、後頭部から頭頂部へ向けてということを意識するのが大切ですね。乾かすときのドライヤーは、大風量、大風速で、60度以下で乾かせる、熱くなりすぎないものがおすすめだそうです。
「乾かすのは風で、スタイリングは短時間の熱で」と意識すると、ケアと見た目が両立できます。
熱は髪が傷むからと使わないのではなく、上手に使い分けたいものです。
さらに美しい髪のためには、よい睡眠とストレスフリー、食生活と頭皮環境を整えるなど、健康的に過ごすことが大切だそう。また、肌につけるものなのに、その内容を知ろうとしていなかったヘアカラーはサロンでもホームケアでも、その内容と成分を確認してから使うようにしたいものですね。
伊熊奈美さん。
<PROFILE>伊熊奈美:美容ジャーナリスト・日本毛髪科学協会 毛髪診断士・認定講師、国際毛髪皮膚科学研究所 毛髪技能士。1972年静岡県浜松市生まれ。地元タウン誌の編集記者、女性誌編集部の美容担当などを経て、フリーランスに。以来20年以上、「女性のリアルな生活に活かせること」をモットーに、スキンケア、ヘアメイクなど、見た目づくりから医療分野まで幅広く企画・取材。特に毛髪科学分野とヘアケアに精通し、雑誌、新聞、WEB媒体にて執筆中。美容関連企業のコンサルティング、講演活動も行う。近著に「いい白髪ケア、やばい白髪ケア」(小学館)がある。インスタグラムは@namiikuma_hairista
『頭皮がしみる、かゆいは危険信号!いい白髪ケア、やばい白髪ケア』(小学館)1400円+税。
取材・文/林 ゆり イラスト/伊藤美樹
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