動物園のステマが異常なほど美しく参考にしたいレベル。

秒刊SUNDAY / 2012年6月26日 11時57分

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動物園と広告活動はあまり結び付かないように思えるが、実は裏を探っていくと、どこかの企業の収益につながるような活動になっているものもチラホラとある。ただ、あからさまに街頭や電車内にあるような広告を打つのではなく、あくまでさりげなく、そして広告だと気付かれないよう実に巧妙な方法で、企業アピールをしているのだ。今回もその一環ではないかと思われるものを紹介したい。



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動物園の何処にでもあるようなふれあい広場。モルモットやうさぎといった小動物と触れ合う事ができる、子供たちに人気のコーナー。また大きい動物として馬やロバに乗馬できるほか、ヤギやヒツジといった動物とも触れ合う事ができ、土日は順番待ちができるほどだ。

さてふれあいひろばを出ようとすると、必ずお願い事として手を洗うように勧められる。当然のことだが動物に触れば様々な雑菌やバイ菌が手にまとわりつくことは容易に想像できる。その為病気にならないように手を洗いましょうと言うのは理にかなった話だ。


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言われた通り手洗い場に行くと石鹸と、蛇口が用意され手を洗う事ができる。ところがこの光景に少し違和感を感じざるを得ないものがある。それは石鹸だ。何故か石鹸が二つあるのに気付いただろうか。緑色の液体のタイプの石鹸と、ビオレu。

はて、緑色のものが品切れになったら、ビオレuに変えるのかそれとも、泡タイプのほうが良いという客からの要望があったのかは定かではないが、石鹸がわざわざ2つあることに違和感を感じる。

しかし、その答えはすぐに見つかった。目線を上にやるとその理由がはっきりと判明。


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どうやら、動物園と花王とのタイアップのようだ。しかしこの手法は目を見張るものがある。子どもに動物に触れ合わせておき、石鹸を使わせるという動機をとらせる、そしてそこに花王の石鹸を置いてさりげなく『ビオレu』をアピールするのだ。ステマとはいえ、これほどまで美しいステマはあるだろうか。

なにせ、『手を洗おう』という呼びかけをしたいのであれば、別にビオレuでなくてもいいのだ。それをあえて花王が入り込んで、ビオレuをサンプルとして使わせ、知名度を上げると言う手法はさすがとしか言いようが無い。更にあの緑色の液体石鹸をあえて置くことで、緑色は使いにくいけど「ビオレu」は押すだけで泡が出てきて使いやすいよね!という他製品をフリに利用し、使い比べもさせるという2度おいしい商法。

ちなみに、この『手洗いキャンペーン』は花王のサイト内では『上野動物園』とのタイアップだという記載があるが、今回は上野動物園ではなかったため、恐らく上野動物園をはじめ、全国的にこのきちんと手洗いキャンペーンが普及していったものだと思われる。

恐らく、このキャンペーンを花王側が動物園に持ちかけ、お互い了承したら、花王側は無料でビオレuを提供し、動物園側は、その恩恵として花王の宣伝を許可するという方式であろう。

形はどうあれ、花王側の意外な目の付けどころに恐れ入るあまりだ

http://www.kao.co.jp/biore/biore-u/clean/zoo/index.html

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