ソーシャルメディアによる捜査妨害を懸念する警察が異例の「ツイートスマート運動」を展開

秒刊SUNDAY / 2014年8月16日 0時15分

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ソーシャルメディアによる捜査妨害を懸念する警察が異例の「ツイートスマート運動」を展開



パソコンやスマートフォンの普及により、今や誰もが自由にネット上で情報を発信できるようになった。しかし、不正確な情報の氾濫は時に公共機関の活動の妨げになってしまうことがある。アメリカのワシントン警察は、ソーシャルメディアの正しい活用を市民に呼びかける「TweetSmart(ツイートスマート)運動」を展開しており、ネットユーザーの間で話題になっている。


「ツイートスマート運動」とは、文字通り、ツイッターで賢くツイートしようという意識を市民に根付かせるための活動である。ワシントン警察やシアトル警察など9つの機関によって2014年の7月下旬から始まった。

ツイッターに代表されるソーシャルメディアのユーザーの中には非常に情報を発信したがる者が多く、世間を騒がせるような重大事件が起きるとこぞってネット上で持論を展開する。中には、銃撃戦や犯人追跡の様子をわざわざツイッターで実況しようとする者までいる。
しかし、大勢の市民がこのようなマスコミ気取りの活動を行うと、犯人に捜査の進捗を知られることになったり、現場確保のために大勢の人員を投入しなければならなくなったりするため、警察の活動に支障が出る恐れがあるのだ。

事実、ボストンマラソン爆弾テロやオレゴン州の高校で発生した発砲事件の際には、多くの市民が警察を批判する書き込みを行った。レイクウッドの警官4人殺害事件では、容疑者の捜索状況がネット上で筒抜けになった。

無論、市民には情報を発信する権利がある。それを無理に取り締まることは不法な検閲行為に他ならず、許されることではない。
警察側も情報共有そのものを否定しているわけではなく、「タイミング」が重要であると主張している。ほとぼりが冷めてからツイートする分には何の問題もないが、事件が現在進行中の時には警察の活動を邪魔するような風評は自粛してもらいたい。ソーシャルメディアを正しく活用する意識が大切であり、そのための「ツイートスマート運動」というわけだ。

我々日本人もソーシャルメディアを利用している以上、他人事ではない。自分のネットリテラシーを改めて見つめ直してみてはいかがだろうか。


―海外の反応

・凶悪犯も警察官も同じ穴のムジナのくせしやがってよく言うぜ。
・警察が罪のない非力な市民に手をかけるのをやめれば、俺たちだって余計な更新をせずに済むんだ。
・警察こそ真の市民の敵。俺たちはイカれた警察から自衛するためにソーシャルメディアを使ってるんだからな。
・それなら警察はツイッターやフェイスブックを含めたITサービス企業を訴えたらいい。
・「警察から市民へ:ツイッターの書き込みに気をつけろ」なんて随分物騒な見出しだな。
・警察は自分たちの気に入らないことをツイートされたくないのさ。
・世の中いろんな奴がいるのに、全ての行動を統一できると思ってんのか?
・市民の「保護」の名目で新たな警察の犠牲者にされないよう、外に出ないようにするよ。
・代わりに警察無線でも買うか?
・こんなもん、情報統制以外の何物でもねーじゃねーか。
・別にツイートするななんて言ってないでしょ。時と場合を考えろってことだよ。
・なんて扇動的なんだ。
・警察の横暴がなければ、ファーガソンの事件だって起きなかったのに。
・タイミングが重要か…。ファーガソンの事件が起きてる真っ最中にこの話題を持ち出すのは最悪のタイミングだと思うけどな。
・市民から警察へ:撃つ相手に気をつけろ

掲載元
http://www.reddit.com/2djepw/

(ライター:sha-la-ku)

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