人間の赤ちゃんの泣き声は動物の種を超えて「反応」することが判明!

秒刊SUNDAY / 2014年9月30日 20時56分

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人間の赤ちゃんの泣き声は動物の種を超えて「反応」することが判明!



人間の赤ちゃんはもちろん、イヌ・ネコなど動物の赤ちゃんもかわいいものだ。彼らが泣いているのを耳にしたらつい世話をしたくなる、そんな人も多いだろ う。なんとカナダの生物学者がこれを進化から説明してくれるかもしれない。シカにヒト・ネコなど様々なホ乳類の赤ちゃんの泣き声を聞かせると、驚くべきこ とに、シカは種が違うにもかかわらず反応した。

-シカの母親は種が違っても赤ちゃんの泣き声に強く反応した


カナダ・ウィニペグ大学の生物学者スーザン・リングル(Susan Lingle)らは野外でシカの母親にイヌ、ネコ、アザラシ、コウモリ、ヒトなど様々なホ乳類の赤ちゃんの泣き声を聞かせる実験をおこなった。
その結果、驚くべきことに、基本周波数がシカの許容範囲にある場合には、母親は泣き声に強く反応した。コウモリの超音波など周波数が高すぎる場合でも、基本周波数を下げる操作をすることによって、母親は反応した。


-この実験の結果からわかることは?

母親の反応を引きおこす赤ちゃんの泣き声の特徴は、たとえ種がかけ離れていてもホ乳類である程度共通していることがわかった。これがホ乳類の祖先から形質を引きついだ結果なのか、収れん進化の結果なのかは今後のさらなる調査が必要。


-赤ちゃんはどんなときに泣くの?


母親から離れてしまったとき、お腹がすいたとき、物理的に不快を感じたときなどに泣く。捕食者が来たときなど緊急の時はさらに大きく泣く。この泣き声を聞いたら母親はすぐに近づいて、えさをあげたり、天敵を追い払ったりする。


-赤ちゃんが泣くのは原始的な行動

ラットや、ネコ、ヒトの赤ちゃんは前脳がなくても泣く。泣くというのは原始的な行動で、ホ乳類以外の脊椎動物にもみられるようだ。


-なぜ母親は泣き声を区別できないの?

なぜシカは自分の子どもの泣き声と、別種の子供の泣き声を区別できないのだろう?1つの仮説は、「正確さとスピードを両立できないから」。自分の子供かどうかはっきり確かめるために行動を遅らせるよりも、間違ってでもとにかく早く反応するほうが適応的なのだろう。

原著論文は以下のサイトで読める。ヒトの赤ちゃんの泣き声に反応してシカの母親がスピーカーへ走っていく動画などもあり面白い。

http://www.jstor.org/stable/full/10.1086/677677


―海外の反応


・私たちの本能のいかに多くが彼ら動物と同じであるか、わかってない人が多いよね
・動物たちも空腹、怒り、不満、悲しみ、幸福、そして同情さえ感じているのです
・私たち夫婦の最初の子供が生まれた時、飼っていたネコが泣き声に反応していたわ
・昔テレビではぐれたチーターの子供が泣くのを聞いて、うちのネコが突然反応した
・メスライオンが子の死を悼んだり、本来エサであるガゼルの子を育てることもあるらしいよ
・ライオンでもヒトでも、もし赤ちゃんの口に指を入れたら本能で吸いつくよ
・曲論:オレたちゃ動物だ!
・↑正確にはホ乳類ですよ。ヘビの赤ちゃんはあなたの指に吸いつきません。
・あながち曲論とは言えないな
・このことに否定的な人もいるよね。大部分は宗教的な理由からだと思うが。
・ああそうだ、俺らは動物だよ。ただ他より進歩した種ってだけのことだ
・技術的には進んでるかもしれないけど、生物学的にはサルと変わらんのかも
・どうして動物も人間と同じような感情を持ってるって考えをみんな認めないのかな?
・だってそれを認めたら、僕らが彼らをどんだけ食ってるかってことに直面しなきゃならなくなる
・ヒトが進んだ種っていう考えは、もしかすると私たちのエゴなのかも

掲載元

http://redd.it/2grgch

(ライター:komurasaki)

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