北朝鮮・金正恩「平昌五輪乗っ取り」のシナリオ

日刊大衆 / 2018年1月30日 16時35分

北朝鮮・金正恩「平昌五輪乗っ取り」のシナリオ

 メダルなどそっちのけの激しい戦いがそこにはあった! 優柔不断国家と、横暴国家の水面下の駆け引きを探る!

 2月9日に韓国・平昌で開幕する冬季五輪。ところが今、朝鮮半島情勢に詳しい専門家の間では、「ピョンチャン五輪だって? ピョンヤン(平壌)の誤りだろう」 そんな、笑えない冗談がささやかれているという。その背景にあるのが、不参加と思われていた北朝鮮の突然の参加表明だ。同国は、選手団や応援団らの五輪派遣を決定。開会式では、南北両選手団が朝鮮半島旗を掲げて合同で入場することも決定した。しかし、これでは五輪開催国でありながら、韓国は入場行進で国旗を掲げられないという異例の事態。誘致に2度も失敗し、ようやく初の冬季五輪を実現した韓国だが、念願の五輪開催がこれでは、同国最大の新聞『朝鮮日報』が〈そのような現実をどうして韓国が受け入れられようか〉と怒るのも当然だろう。

「今回の平昌五輪は、ロシア選手団の不参加などもあって五輪のチケット販売が芳しくない。さらに、朝鮮半島の緊迫化で各国首脳が開会式出席に尻込みする状態だった。その韓国の苦境を、北朝鮮が救った形と言えます。金正恩委員長が、元日の『新年の辞』で“代表団派遣の用意がある”と発言するや、韓国の文在寅大統領は小躍りするほど喜んだそうですから」(全国紙記者)

 そこからの文大統領の動きは早かった。まず、米国・トランプ大統領と電話会談し、五輪期間中に米韓軍事演習を実施しないことで合意。さらに9日には、南北の高官級会談を実現させた。「韓国からの呼びかけで、15日、17日にも南北間で実務協議が持たれ、アイスホッケーの女子合同チームの発足などが話されると、韓国政府は、自国代表チームの選手感情を無視して、譲歩の姿勢を示したんです。しかし、北朝鮮は即答を避け、韓国の提案をだしにして“芸術団”派遣を飲み込ませたんです。五輪の“失敗”を恐れる韓国に北朝鮮の提案を拒否する術はなく、以降、完全に北のペースで話が進んでいます」(前同)

■“北朝鮮のAKB48”といわれる美女軍団 この協議で北朝鮮が派遣を決めたのは、「三池淵管弦楽団」の140名である。美女ぞろいで知られる「牡丹峰楽団」は日本でも知られているが、「北朝鮮に三池淵(革命の聖地)の名のついた楽団はありますが、140名も所属していないうえに、管弦楽団(オーケストラ)ではありません。つまり、北朝鮮は、平昌五輪のために新たに管弦楽団を編成するわけですが、牡丹峰の美女たちが中心で、実態は牡丹峰楽団と考えられています。2国間実務協議に、牡丹峰楽団の玄松月団長が出席していることからも明らかでしょう」(同)

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