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宮崎由加さん、和田彩花さんら“1994年生まれ”主要メンバーが卒業 を発表 ハロプロ新時代の主役は?

日本タレント名鑑 / 2019年1月7日 13時49分

ハロー!プロジェクトのアイドルグループ・Juice=Juiceのリーダー宮崎由加さんが2019年春ツアーをもってグループ及びハロプロから卒業することを昨年末に突如発表し、ファンを驚かせました。

宮崎さんは同グループで結成メンバーから初の卒業となります。

昨年は、アンジュルムのリーダーで、ハロプロのリーダーでもある和田彩花さんも卒業を発表(卒業は今春)、またモーニング娘。の飯窪春菜さんも12月にグループ、ハロプロから卒業しました。今年25歳を迎える主要メンバー3人の卒業もあり、2019年はハロプロにとっても新しい時代を迎えることになりそうです。

■グループ結成からリーダーとして引っ張ってきた宮崎由加さん 卒業後はどんな活動を?

Juice=Juiceは2013年のメジャーデビュー以来長らくメンバー5人で不動、メンバーの卒業と加入を繰り返し進化していくモーニング娘。やアンジュルムなどと比べ一線を画す存在で、メンバーが変わらないこそ生まれる、パフォーマンスの質の高さが持ち味でした。

 

今後も不動のメンバーで活動し、全員が25歳以上になるタイミングなどある程度の年齢でグループごとハロプロから脱退し、たとえばMAXのようにメンバーが40代になってもグループとしての活動を続けるような存在になっていくのもおもしろいと、個人的には思っていました。メンバーの誰かが結婚、出産を迎えた場合にも一時活動を休止しつつ、落ち着いたらまた活動していく……というようなスタンスで。

 

ですがそんなJuice=Juiceにも一昨年、昨年と続けて新メンバーが加入、ほかのハロプログループ同様、やはりメンバーの卒業も想定されるのかと思っていたところ、今回の発表となりました。

 

宮崎さんはハロプロ卒業後も芸能活動を続けるとのことですが、特にどのジャンルで特化して活動していくのか、活躍できるのかは未知数です。

 

同い年で、元℃-uteの鈴木愛理さんはグループ在籍時から定評のあった歌唱力を生かして歌手を中心に活動、ソロで武道館公演を成功させるなど地位を築きつつありますし、一方現在女優として主演作も持つ真野恵里菜さんはハロプロ在籍時から女優としての実績を着実に積み重ねていました。

彼女たちのように強い分野を持つメンバーや、藤本美貴さん、元℃-uteの岡井千聖さんのように、バラエティ番組に対応できるタレント性を持つ人は卒業後もソロとして活躍を見せていますが、それ以外のメンバーではまだまだこれから…という人が多いのも事実です。

 

宮崎さんも卒業後すぐにソロとして活躍するのは簡単ではないと思いますが、「まず私が輝けるものは何なのかを見つけるために、先入観にとらわれないで様々な事に挑戦したいと思っています!」とコメントしているように、“新しい挑戦”をすることに意味を見出し、ゆっくり時間をかけてポジションを築いていくのも一つの考え方かもしれません。

 

モーニング娘。元リーダーの道重さゆみさんのように、それまで得意といわれてきたバラエティ番組にはほとんど出ず、新しい挑戦として「SAYUMINGLANDOLL」と題したエンターテインメントショーをシリーズとして上演し、成功を収めているというケースもあります。

 

宮崎さんはグループ結成当初は、ハロプロ研修生としてレッスンを重ねてきた他のメンバーと比べ、歌とダンスに自信がないようでしたが、活動を重ねるごとにめきめきと上達していますし、ブランドのファションモデルをしたり、また3年前に連続ドラマ『武道館』にグループで主演したときには、誰よりも演技に意欲的だったのは宮崎さんでした。タイプ的にゆっくりと自分のポジションを築いていくタイプに思えるので、これまで経験したことをベースに、さらにいろんな仕事を経験して、自分らしい新しい道をみつけてもらいたいものです。

■“25歳を前に”というのはハロプロ卒業の一つの基準になるのかも

宮崎さんの前に、昨年グループ及びハロプロからの卒業を発表した和田彩花さんも飯窪春菜さんも、宮崎さんと同じ1994年生まれ。宮崎さんはこの先の芸能人生を考えるうえで、先に卒業を発表した同い年の二人に影響を受けた部分もあるのではと想像できます。

 

アイドルを卒業し、自身の芸能生活“第2章”を開始するには25歳というのは程よい年齢であるのと同時に、プライベート面でも将来の結婚のことを考えると、恋愛することに制約が多いアイドル活動を卒業し、その制約から外れるにもいいタイミングなのかもしれません。

 

もしかしたら今後も“25歳直前”というのがハロプロのグループ卒業の一つの基準となっていくかもしれません。

 

■人材の宝庫“1998年度生まれ組”がハロプロ新時代の主役!?︎

 

ハロー!プロジェクトは卒業するメンバーが毎年数名いる一方、新グループメンバーとしてデビューする人も不定期ですが生まれています。研修生制度を確立しており、そこからデビューしたり、不定期に開催されるオーディションからも合格者を輩出しています。昨年は10月に「CHICA#TETSU」「雨ノ森 川海」という2グループが結成。2グループを併せ、「BEYOOOOONDS」という総称で活動中で、12月にはオーディション合格者も新加入し、現在「BEYOOOOONDS」は12人体制で活動しています。今後のハロプロが楽しみになるようなフレッシュな存在です。

 

そんな中、和田さん、飯窪さん、宮崎さんら人材の宝庫といわれた“1994年度生まれ組”メンバーは相次いで卒業を発表しましたが、そのあとの世代で人材豊富な “1998年度生まれ組”メンバーが次のハロプロの主役となっていくのではと思われます。

 

1998年度生まれは、宮崎さんの同僚でJuice=Juiceの宮本佳林さん、植村あかりさん、モーニング娘。‘19 小田さくらさん、アンジュルム 勝田里奈さん、室田瑞希さん、つばきファクトリー 山岸理子さん、小片リサさん、そしてBEYOOOOONDSからはCHICA#TETSUの一岡伶奈さん、雨ノ森 川海の高瀬くるみさんがおり、一大勢力となっています。

 

今年23歳になるモーニング娘。‘19リーダーの譜久村聖さんを筆頭に、21歳になる“1998年度生まれ組”のメンバーたちがハロプロの中心で大きく存在感を発揮しそうです。その下の世代でも、モーニング娘。’19の牧野真莉愛さんら将来のハロプロ全体のエースとなりうる人材、さらに、こぶしファクトリー、つばきファクトリー、BEYOOOOONDSでも将来のハロプロを背負って立つメンバーも育ってきています。2019年のハロー!プロジェクトからも目が離せなさそうです。

 文/田中裕幸

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