兵庫・南あわじ市で土砂崩れ おととい（29日）に線状降水帯が発生 滋賀・米原市では126世帯に「避難指示」

TBS NEWS DIG

各地に記録的な大雨をもたらしている「台風10号」ですが、JNNの調査によるこれまでの人的被害は全国で死者6人、不明者1人、けが人は127人にのぼっています。きょう午後には三重県で線状降水帯が発生するなど、各地で局地的な豪雨被害への警戒が続いています。

記者
「道路の斜面が崩れ、下の建物の1階部分、窓ガラスの半分近くまで流れた土砂が覆っています」

きのう午前、兵庫県南あわじ市で建物の裏の斜面が崩れました。この地域ではおととい、線状降水帯が発生していました。

近くの住民
「（Q.どんな雨でしたか？）前が見えないくらい降っていた」

この土砂崩れによるけが人はいないということです。

一方、滋賀県米原市では、きょう午前6時半ごろ、大雨で土砂災害の危険性が高まったとして、126世帯に避難指示を発令。この地域では先月、大雨による土石流が相次いでいて、近くの小学校に避難する人の姿もみられました。

住民
「何度も災害を受けたところで、山も弱った状態なので、また土砂が流れてくるのではと非常に心配。早く雨がやんでほしい」

気象庁によりますと、台風はあす、熱帯低気圧に変わる見込みですが、動きによっては来月2日にかけて警報級の大雨が続く可能性があり、引き続き警戒が必要です。