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男児刺殺事件から1週間経過も…犯人の動機はいまだ不明 ネット上では若い中国人たちの“追悼の呼びかけ”【news23】

TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月26日 11時2分

TBS NEWS DIG

中国の深センで日本人学校に通う男子児童が登校中に襲われた事件から1週間。事件の詳しい情報がいまだに明らかにされていないなか、若い中国人たちの“追悼の呼びかけ”がネット上で出始めています。

男児刺殺事件から1週間 言論統制のなか「指灯篭」で追悼か

中国のSNSなどに投稿された画像には、亡くなった日本人学校の男子児童のイラストが。そして、6月に日本人学校の送迎バスが襲われた事件で死亡した中国人女性のイラストが描かれています。

その上には、スマートフォンのライトに指をかざし、灯籠に見立てた写真も…

若い中国人たちが作ったというこの画像。経緯を知る阿古教授は…

中国社会に詳しい 東京大学 阿古智子 教授


「亡くなった男の子のことを追悼できないかといろいろなアイデアを出し合って、中国の若い人の間で死者を悼む方法として、『日本では灯篭流しっていうのがあるよ』と。言論統制が厳しいなかで、文字で表すと消されてしまう。アートを使うことが広がっている」

中国の深センで日本人学校の男子児童が襲われた事件から25日で1週間。犯人の動機などは今もわからないままです。

これまで、日本人学校の前には花束を手向ける人の姿が多く見られましたが…

「なんだよ、その花束になにか問題が?」
「どうして持って行った?」   
「私の花返して」

その後も花束を関係者が片付けていきます。しかし、花束は撤去されたのではなく、学校の一室にまとめて保管されていました。

在広州日本国総領事館HPより
「学校は現地の気候を考慮して、冷房の効いた献花室にお花を移しました」

学校は現在、オンライン授業を余儀なくされていますが、10月の「国慶節」の連休が終わり次第、登校を再開したいとしています。

中国の建国記念日にあたる「国慶節」に伴う大型連休。例年、多くの中国人が日本を訪れますが、中国大使館がこんな注意喚起をしました。

在日中国大使館HPより
「パレード・デモ・集会には近付かないでください。現地の法律や規制を遵守し、現地の習慣を尊重してください」

日本でトラブルを起こさないよう求める文書。事件をめぐって、中国に対する反発が日本国内の一部で広がっていることを受けての措置とみられます。

事件から1週間。犯人の動機など、詳しい情報が開示されないことについて、阿古教授は…

中国社会に詳しい 東京大学 阿古智子 教授
「動機を解明していけば、中国が抱える問題、特に情報統制とか思想教育にも関わってくるので、あまり詳しく解明したくないというのが本音ではないかと」

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