米政府 ウクライナに対人地雷を供与 兵器としての“有効期間限定”タイプを強調
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月21日 11時47分
ロシア軍がウクライナ東部などで攻勢を強めるなか、アメリカ政府は新たに対人地雷をウクライナへ供与することを明らかにしました。
アメリカ オースティン国防長官
「ロシアの侵攻を遅らせられるものをウクライナは必要としています」
アメリカのオースティン国防長官は20日、ウクライナに対人地雷を供与することを表明しました。
ロシア軍が歩兵部隊を使った攻撃に戦術を変更していることを挙げ、その攻勢を抑えるために対人地雷が「有効だ」と説明。また、供与するのは一定期間が経てば作動しなくなるタイプであるとして、安全性が担保されていると強調しました。
ただ、対人地雷の使用などを禁じた「オタワ条約」にウクライナが加盟していることから、人権団体などからは批判も出ています。
また、オースティン国防長官はバイデン政権の任期満了が近づくなか、ウクライナに2億7500万ドル=およそ427億円の追加軍事支援を行うことも明らかにしました。
こうしたなか、ブルームバーグ通信は西側の当局者の話として、ウクライナ軍が初めてイギリス製の長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」をロシア領内の軍事目標に向けて発射したと伝えました。ロシアが北朝鮮の兵士を戦闘に投入したことへの対抗措置だとしています。
この報道に対し、ウクライナのウメロフ国防相は「あらゆる手段を用いて防衛する」と述べるにとどめ、使用したかどうか明らかにしませんでした。
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