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シャツ型センサで体内温度も推定できる「hitoe 暑さ対策サービス for Cloud」

Techable / 2021年6月16日 7時0分

近年、夏場の猛暑や工場・室内などの空間での暑さ対策が重要視されています。加えて、マスク着用が日常化している昨今では、熱中症などへの対策強化が求められるでしょう。

そんな中、NTTテクノクロス株式会社は、東レ株式会社および株式会社ゴールドウインと共に2020年7月に発表した、暑さによる体調不良の予兆を検知する「hitoe 暑さ対策サービス for Cloud」に、体内の温度を推定できる機能を追加。2021年7月1日から販売を開始します。

なお同サービスは、2021年6月23日~25日に東京ビッグサイト青海展示棟で開催される「第7回 猛暑対策展」に出展予定です。

「hitoe 暑さ対策サービス for Cloud」とは?

2020年に3社が発表した同サービスは、NTTテクノクロスが提供する小型センサー「TX02」と専用アプリ、東レとゴールドウインが提供する機能性素材「hitoe」で構成されます。

「hitoe」は、体から発している微弱な電気信号である生体信号を無意識に近い状態で収集する素材で、これに「TX02」を取り付けたシャツ型センサで着用者の心拍数、衣服内の温度・湿度を計測。専用アプリで体調不良の予兆を検知し、着用者に休憩を促すなど体調不良のリスクを低減させることが可能です。

体内温度推定、一元管理も

このたび追加された機能は、体内温度の推定。NTT研究所などの独自技術である心拍数、衣服内温度・湿度から体内温度変動を推定するロジックをアプリに搭載したことで実現しました。

シャツ型センサで取得した着用者の周辺環境や衣服、歩数などの活動状態を考慮しながら高精度に体内温度変動を推定するといいます。

また、着用者の体内温度変動や休憩目安時間などを可視化、モニターで一元管理可能です。データはクラウド上でリアルタイムに管理され、最大約150人まで対応。もちろん、アラート機能も搭載しており、日本電信電話株式会社・国立大学法人横浜国立大学らが共同で作成した体内温度変動などを用いたアラート発出基準に沿ってアラートを発出します。

これにより、着用者の暑さによる体調不良のリスクを低減するとともに、管理者の見回りに要する時間の削減などに貢献していく構えです。

NTTテクノクロス株式会社

(文・Higuchi)

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