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植物肉「ミラクルミート」のDAIZがKDDIより資金調達! 地球温暖化解決を目指す

Techable / 2021年10月14日 14時0分

DAIZ株式会社(以下、DAIZ)は、KDDI株式会社(以下、KDDI)との協業を目的として「KDDI Open Innovation Fund 3号」(運営者: グローバル・ブレイン株式会社)より出資を受けました。植物肉「ミラクルミート」の認知向上や販路拡大、環境価値の活用の検証を通じ、持続可能な食糧の供給・温室効果ガスの低減による社会課題の解決を目指します。

発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」

地球温暖化が課題となっている近年、ソリューションの一つとして挙げられているのが「植物肉」です。世界で飼育されている15億頭もの牛による二酸化炭素や腸内ガス(メタン)の排出が温室効果ガスの大きな要因となっている中、植物肉は新たな肉として注目されています。

しかし、これまで植物肉というと、大豆搾油後の残渣物(脱脂加工大豆)が主原料として使われてきたため、味と食感に残る違和感や、大豆特有の青臭さや油臭さ、肉に見劣りする機能性(栄養価)といった課題があり、本格的な普及の妨げとなっていました。

DAIZの「ミラクルミート」は、畑からの大豆を丸ごと使用して、大豆そのものから旨味成分、栄養価を引き出すことに成功した商品。佐賀大学が独自開発に成功したオレイン酸リッチ大豆を使用することで、大豆特有の臭みを無くし、異風味を低減しています。

気になる味については、牛肉よりも、うま味成分が高くなっているとのこと。理由の一つとして、味や機能性を自在にコントロールするコア技術「落合式ハイプレッシャー法」の活用があります。大豆の発芽の過程における様々な生理現象を、環境ストレスとの関係で考察していくなかで発見した栽培法で、生みの親はDAIZ取締役の落合孝次氏です。大豆の発芽中に酸素・二酸化炭素・温度・水分などの生育条件を制御し、酵素を活性化させることで遊離アミノ酸量が増加し、素材の旨味を引き出すことができるのとのこと(特許第5722518号)。栄養価も高く、肉さながらの食感を楽しむことができます。
DAIZは米国マサチューセッツ州ボストンのケンブリッジ地区に情報拠点を開設。AI研究者と提携して、落合式ハイプレッシャー法をフル活用し、数百の穀物から得られた膨大な機能性情報から最適の植物肉の開発を目指すなど、栄養学にAIを活用しています。

植物肉の普及と社会課題の解決を目指す

今回の資金調達を受け、DAIZは、植物肉に対する認知・イメージの向上を図るべく、KDDIのアセットやコネクションを使って、ミラクルミートを活用したレシピ関連サービス展開や消費者向けサービスとの連携、そして供給先の拡大を目指すとしています。

同社はミラクルミートの普及を通じて、SDGsの達成とサステナブルな世界の実現に貢献してくとのことです。

PR TIMES
植物肉(DAIZ株式会社)
コア技術(DAIZ株式会社)

(文・和泉ゆかり)

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