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福島県浪江町にバーチャル商店街が誕生。地方の新しい買い物・宅配モデルを検証する実証開始

Techable / 2022年1月25日 11時0分

凸版印刷株式会社(以下、凸版印刷)・日産自動車株式会社(以下、日産自動車)・一般社団法人NoMAラボ(以下、NoMAラボ)は、福島県双葉郡浪江町(以下、浪江町)の協力のもと、「なみえバーチャル商店街サービス」の実証実験を開始。

同実験は、凸版印刷の「VR買い物支援サービス」と日産自動車の「なみえスマートモビリティ」を組み合わせた買い物支援サービスの有用性・事業性を検証するものです。

任意の商品を選べる、リアルな買い物体験

「VR買い物支援サービス」は、自宅などから実際の売り場をリアルタイムで体感しながら買い物ができるサービス。店舗に設置したカメラから、商品ラインナップやタイムセール商品をタブレット端末などへリアルタイムに配信します。

今回の実験では、浪江町に拠点を置く、有限会社柴栄水産・道の駅なみえ・イオン浪江店の売り場の映像を配信予定。

ユーザーは、ジェスチャー操作で商品を選択でき、同じ商品が複数個陳列されている場合でも任意の商品を選ぶことができるようです。将来的には、「魚を三枚におろして」など店員とのコミュニケーション機能も実装予定だといいます。

「VR買い物支援サービス」を導入する店舗側は、商品登録やシステム構築する必要がなく、カメラを棚の前に取り付けるだけで運用可能です。

ちなみに、凸版印刷とNoMAラボは、2021年3月に福島県南相馬市にて「VR買い物支援サービス」β版の実証実験を実施しています。

貨客混載サービスで商品を配達

そんな「VR買い物支援サービス」を通じて購入した商品を日産自動車が展開する「なみえスマートモビリティ」で配達するというのが、「なみえバーチャル商店街サービス」。購入から宅配までをワンストップで実現するというわけです。

「なみえスマートモビリティ」は、2021年2月に福島県の浪江町・双葉町・南相馬市の3自治体と、日産自動車・イオン株式会社・株式会社ゼンリンなど複数企業で締結された「新しいモビリティを活用したまちづくり連携協定」に基づく取り組みのひとつ。

画期的なのは、ドアtoドアではなく“ハブ&スポーク”という発想の運行スタイルでしょう。道の駅や商業施設など中核施設を“ハブ”として、ハブ間をシャトル便で結びます。そのハブから放射状に自宅・目的地へ延びる経路を運行するのが“スポーク便”であり、2つの便を運行することで効率的なモビリティサービスを実現しようということです。

この「なみえスマートモビリティ」を活用して、注文された商品を自宅へ配達します(商品ピックアップは店員)。ヒトだけでなく荷物配送も同時に行う貨客混載サービスを展開し、人口密度の低い地域におけるモビリティサービスの事業性を検証するようです。

同実験は、1月24日(月)~2月4日(金)の期間、浪江町の住民で「なみえスマートモビリティ」を利用している人のなかから約20名を対象に実施。 購入から手元に届くまで一連の「遠隔購買・宅配サービス」の有用性を検証します。

PR TIMES(1)(2)
日産自動車株式会社

(文・Higuchi)

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