電子契約・書類保管をシームレスに。寺田倉庫、改正電帳法対応の文書管理システム提供へ
Techable / 2022年5月13日 11時0分
寺田倉庫株式会社(以下、寺田倉庫)は、2022年冬より新たな文書管理システム「CLOUD CABINET(クラウドキャビネット)」の提供を開始します。
サービス提供開始に先立ち、既存の電子契約システムや、販売支援のパートナーとの連携を進めていく構えです。
紙・電子の文書を一元管理する「CLOUD CABINET」「CLOUD CABINET」は、紙・電子の文書を一括管理するシステムです。
寺田倉庫が提供している、紙書類の管理に特化したシステム「eTRUNK」の機能と連携しており、保管している紙書類をWeb上で検索・出し入れ・廃棄するほか、スキャンした書類を1件単位で電子化することが可能です。
スキャンは依頼から最短3時間で完了。電子化コストは使った分のみ生じるため、費用の無駄を省けるでしょう。
そのほか、複数の電子契約システムとの連携により、紙の契約書だけでなく新たな電子契約書もWeb上でまとめて管理できます。
電子帳簿保存法の改正に対応2022年1月に施行された「電子計算機を使用して作成する国税関係帳簿書類の保存方法等の特例に関する法律(通称、電子帳簿保存法)」の改正に伴い、電子取引で受領したデータを電子保存することが義務化されました。
これにより、多くの企業で書類のDX化が加速しているといいます。
一方で、書面契約と電子契約のPDFファイルが、異なる管理システムで保存されるケースが多く、「契約書管理がより煩雑になる」という懸念があるようです。そこで寺田倉庫はCLOUD CABINETを開発しました。
不動産関連電子契約システム「電子契約くん」との連携を予定
寺田倉庫は今後、CLOUD CABINETとイタンジ株式会社が提供する不動産関連電子契約システム「電子契約くん」との連携を予定。
同連携により、電子契約くんにて契約締結が完了した電子文書と契約書情報を、CLOUD CABINET上へシームレスに同期。今月施行される宅建業法改正に対応する形で、既存の書面契約と新規の電子契約の一元管理が可能になります。
同社は「今後も、企業・団体の皆様にとって重要な情報資産である書類の保管を主軸に、お客様それぞれに寄り添ったトータルドキュメントソリューションを通じて、新たなワークスタイルを提案してまいります」と語り、既存の電子契約システムや、販売支援のパートナーとの連携を進めていく方針です。
PR TIMES(1)(2)
CLOUD CABINET
(文・Haruka Isobe)
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