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音環境分析で会話の“量と質”を可視化。コクヨのオフィス「THE CAMPUS」で検証へ

Techable / 2022年7月21日 11時0分

ハイラブル株式会社は、音環境分析サービス「Bamiel(バミエル)」のβ版を6月にリリースしました。

そして8月1日(月)~12月末の期間、コクヨ株式会社(以下、コクヨ)の品川オフィス「THE CAMPUS」にて、「Bamiel」を活用した実証実験を実施します。

計測しづらい会話の量と質

ハイブリットワークが普及するなか、“対面でのコミュニケーション”はオフィスの価値を高める要素となっています。しかし、その場にいる人数などと違い、会話量や質は計測しづらいという課題がありました。

コクヨでは、入退館データやAIカメラ、社員位置情報などを活用した検証を実施した結果、こうしたデータの取得・分析だけでは、会話の量や質(盛り上がりなど)を捉えきれないことがわかったといいます。

会話量を可視化、サイネージで話題提供も

そんな課題を解決すべく開発されたのが「Bamiel」。音環境分析技術を活用し、オフィスを活性化する施策の実施から効果検証までを一貫してサポートするサービスです。

同サービスは、対象エリアの会話量をリアルタイムに自動計測。インターネット環境があれば複数の専用マイクを置くだけで利用できます。

計測した会話量はヒートマップで可視化。このヒートマップに合わせ、盛り上がりに欠けるときはクイズを出題するなど、その場に最適なコンテンツを表示するサイネージも提供します。このサイネージでは、午前中にランチ情報を表示するなどもできるようです。

取得した会話データは、エリア別・時間別に自動でグラフ化するため、施策の効果検証に活用しやすいでしょう。なお、会話内容(音声データ)はアップロードされません。

取得データからオフィスを見直す

今回は、この「Bamiel」を活用して、「THE CAMPUS」におけるコミュニケーション状況の可視化実験を実施します。

オフィスの会議デスクやオープンなコミュニケーションエリアを対象に、「会話の多い場所と時間帯」「その場のにぎわい」を可視化し、コミュニケーション活性化につながるオフィス家具やレイアウトのあり方、施策アイデアなどを検討するとのこと。

同時に、「Bamiel」の設置設計や測定・可視化・分析手法について、両社でアップデートを図っていく構えです。

“働く・暮らす”の実験場「THE CAMPUS」

検証の舞台となる「THE CAMPUS」は、コクヨが運営する“働く・暮らす”の実験場。建物の一部を開放し、オフィスのほか、ラウンジ・公園・ショップなど誰でも利用できるパブリックエリアを設けています。

Techable(テッカブル)では過去に、会議中の資料を共有できるディスプレイを展示したオープンラボや、文具とARを融合させた検証などをおこなったショップを紹介しました。

PR TIMES(1)(2)
「Bamiel」サービスサイト
Techable記事(1)(2)
「THE CAMPUS」公式サイト

(文・Higuchi)

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