約3600円の格安7インチAndroidタブレット、インドで爆発的セールスを記録 タブレットは世界をどう変えるか【湯川】

TECH WAVE / 2012年1月6日 11時30分




 The Economic Timesによると、英DataWind社製格安7インチAndroidタブレット「Aakash」がインド国内で発売後2週間で140万台の受注記録を達成した。AppleのiPadの売上台数が100万台を超えたのが発売後28日目だったことから考えても、Aakashの売れ行きが驚異的であることが分かる。



 発売元の英DataWind社によると、Aakash(アーカシュと発音)は、Android2.2、366MHZのArm11プロセッサ搭載で、2500ルビー(約3600円)という破格の価格。



 英語版wikipediaによると、Aakashはもともとインド政府による大学配布プロジェクトとして、英DataWind社がインドのIndian Institute of Technology Rajasthanと共同開発した。Mumbai大学は既に来年度から市販の約半額で学生向けに販売すると発表している。



 一般向けAakashは、12月25日にオンラインで発売開始したところ、わずか1週間で初期ロットを完売。Android2.3搭載の次期バージョンの注文も受け付けたところ、同社のウェブサイトによると今日現在で1月配送分、2月配送分ともに売り切れており、予約注文しても商品受け取りは3月以降になるという。



 The Economic Timesによると、取材に対し、DataWind社は発売2週間で140万台の売り上げを記録したことを明らかにしたという。この人気を受けDataWind社では、インド国内の委託製造業者を新しく2社追加し、春から3社体制で一日7万台から7万5000台のペースで製造する計画という。



 これだけ低価格でタブレットを製造できる理由についてCNBCの取材に対しDataWind社のCEO、Suneet Singh Tuli氏は、「1つは、コンピューティングをクラウド上にシフトしたことで、低価格のプロセッサでも十分に動作するようにしたから。2つ目は、低価格の部品を探してきて自分たちでモジュールを開発しているから」と答えている。

蛇足:オレはこう思う



 わずか3600円ー。大量生産によるコスト削減も、この破格の価格を実現している要因の1つだろう。人口12億人の巨大国家のなせるわざ、ということか。DataWind社って本社が英国なんだけど、CEOってインドの人みたいだし、メーカーはインドの製造業者に委託しているので、インド人がインドで開発したAndroidタブレットって考えてもいいのかも。長年の欧米企業のオフショア事業を通じて、インド企業の技術力が世界トップクラスになっているということなんだろうと思う。

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