Facebookの株価低迷を機にソーシャル広告の未来をもう一度考えてみた【湯川】

TECH WAVE / 2012年9月24日 13時0分


[読了時間:3分]

 米Facebookの株価は5月のIPOの時点の$38から40%も下落したらしんだけど、米BARRON'Sは、さらに$15くらいにまで下がるって予測している。時代はPCベースコンピューティングからモバイルベースコンピューティングへと移行しており、Facebookがその時代の移行にどう対応するのか見通せないから、ということらしい。(関連記事Still Too Pricey。2012年9月22付)簡単に言うと、パソコン使う人よりスマホを使う人のほうが増えちゃったんだけど、スマホって画面が小さくて広告表示のスペースが限られていて広告収入を期待できそうにない。Facebookってどうするんだろう。みたいな話だ。



 僕は金融の専門家でもないし、株もやらないので、Facebookの株価はどの辺りが適正なのかは分からないし、興味がない。でもFacebookの株価をどう見るかは、今後のウェブの覇権争いや技術の進化の方向性に大いに関係するので、ちょっと考えてみたい。 まず大前提として、Facebookはいまだに「イケてる」会社であることは間違いないと思う。



 僕自身は、時代の覇権争いはFacebookから、アジアのモバイル勢、つまりLINEや、WeChat、HIKEに移ったと思うんだけど、シリコンバレーの人たちにはまだこの動きは伝わっていない。Facebookの人材がLINEやWeChatに流れ始めたって話はまだないみたいだし(笑)。自分で起業したいっていう人がFacebookを辞めることはあるだろうけど、基本的に人の心はまだFacebookを離れていない。



 つまりFacebookはカネ、ヒトともに豊富に持っている世界最強のネット企業だと思う。現時点において。



 その前提の下、BARRON'Sが危惧しているような問題をFacebookはどうクリアするのだろうか。簡単に言ってしまえば、どうお金を儲けることができるのか、ということだ。



 考えられるシナリオは2つ。いや儲けることができないというシナリオを加えれば3つある。



ビッグデータのマーケティングプラットフォームになる





 1つ目は、Facebook上のユーザーの人間関係のデータや各種データを全部統合してデータマイニングして、解析して、ユーザー一人ひとりに最適の広告を表示するというシナリオ。



 Google+やLINE、WeChatなどといった競合とのシェア争いの行方がどうなるのかは気になるところだけれど、最大手のプラットフォームとしていろいろなデータ保有者がどんどんFacebookにつながっていく可能性は大きい。それでFacebookがデータ取引所みたいな感じになっていく。

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