【解説】LINE国内3000万人超えが意味すること【湯川】

TECH WAVE / 2012年10月25日 15時0分


[読了時間:5分]







 LINEの登録ユーザー数が2010/10/24時点で世界7000万人、国内3200万人を超えた。これまで国内のネット業界では「2000万人の壁」があるといわれてきた。ユーザー数をどれほど急速に伸ばすことができたネットサービスでも、2000万人台に達したころから成長が鈍化し3000万人台に達するのは困難だという経験則だ。ところがLINEはついに3000万人台に乗ったわけで、来年には日本人の半分以上がLINEでつながる可能性だってある。



 日本人の半分がソーシャルメディアでつながる日ー。果たしてどのような社会変化が起こり、どのようなサービス、ビジネスにチャンスが訪れるのだろうか。



ソーシャル〇〇アプリにチャンスはなくなる?





 TechWaveに記事を書いていることで、スタートアップ、大企業にかかわらずいろいろな企業から、ソーシャル系の新作のアプリのご紹介をいただくことが多い。



 そうしたアプリが成功する確率はますます低くなると思う。 もともとソーシャル系アプリはマネタイズが難しい。それでもシリコンバレーを始め世界中のスタートアップが競うようにソーシャル系アプリを手がけていたのは、PC領域でのGoogleやFacebookのように圧倒的影響力を持つ企業がモバイルの領域には存在しなかったからだ。モバイル領域での大きな影響力を持つ企業になれるかもしれない。そう考えてスタートアップはモバイルアプリを開発してきたし、投資家は出資してきたわけだ。



 しかしモバイル領域では、LINEが抜きに出た。LINEが覇権を握ったかどうかはまだ異論があるところだが、DeNAがLINE風のコミュニケーションアプリ「comm(コム)」をリリースしてきたし、モバイルのコミュニケーションの領域は、資金力のある大手が正面から衝突しあう激戦区になったという見方に異論はないだろう。



 こうなると資金力のないスタートアップは今まで以上に厳しい戦いを迫られるようになる。



コミュニケーションサービスのマネタイズ





 LINEやcommのようなソーシャルコミュニケーションアプリは、どうマネタイズするのだろうか。



 2つ可能性がある。1つは、中国ネット最大手Tencentのやり方だ。TencentはQQと呼ばれるメッセージングサービスを持っている。QQの登録ユーザー数は13億人、中国では電話、メール以上に利用されるコミュニケーションツールだ。

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