西日本に4か月ぶりに黄砂飛来 過去最も少ない理由

tenki.jp / 2014年5月26日 19時59分

26日は、福岡と下関、佐賀、長崎、大分の各気象台で黄砂を観測。今年の1月21日に松江で観測して以来、約4か月ぶりの黄砂飛来です。5月までの平年の黄砂観測日数は23日。ところが、今年はまだ3日。1967年の統計開始以来最も少なくなっています。極端に黄砂飛来が少ないのは、モンゴルなど大陸の乾燥地域で砂嵐が例年より少ないのも一因のようです。

5月26日に黄砂を観測した地域

5月26日に黄砂を観測した地域


黄砂とは?

黄砂とは、大陸の乾燥地域で砂が舞い上がり、上空の風で運ばれて、日本などの広い範囲に降下する現象です。日本では3月から5月がピークで空が黄色く見えることも。平年の日本国内での黄砂観測日数は、3月は7日、4月は9日、5月は4日です。


2014年は、統計が始まってから最も黄砂が飛んでこない

1967年からの統計開始以来、年間の黄砂飛来日数が最も少なかったのは、1986年の5日。今年は本日(5月26日)を入れて3日で、過去最も少ないペース。黄砂飛来日数がピークを迎える3月と4月に全く観測されなかったのは、統計開始以来初めてのこと。例年、6月に入ると黄砂の飛来は激減するため、一年を通しても極端に黄砂の少ない異例な年になるかもしれません。

2014年の砂嵐観測回数(モンゴル国内4か所(ゴビ砂漠)の観測値)

2014年の砂嵐観測回数(モンゴル国内4か所(ゴビ砂漠)の観測値)


黄砂飛来が極端に少ない理由

黄砂飛来が極端に少ない理由のひとつに、乾燥地域での砂嵐の少なさが挙げられます。上の図はモンゴル内(ゴビ砂漠)の4か所の観測所で、砂嵐が観測された回数(3時間毎の観測)をグラフにしたものです。例年(2000年~)と比べると、4月下旬以外は例年の1/3~1/2程度とかなり少なくなっています。日々の観測データを見ても、モンゴル周辺の乾燥地域では砂嵐の発生が少なかったり、発生しても長続きしないことが多くなっていました。


27日も西日本に黄砂飛来の可能性

西日本は雨がやむとともに、北風や西風に変わってきます。大陸から黄砂が飛んできやすい気象条件になり、27日にかけて日本海側を中心に各地で黄砂が観測されそうです。日差しが戻っても、洗濯物は空模様を気にしながら干した方が良さそうですね。
27日は西日本でPM2.5もやや高い予測となっているため、自治体から発表される情報にご注意ください。

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