北米の五大湖周辺 記録的大雪

tenki.jp / 2014年11月19日 23時18分

アメリカでは寒気の影響でこの時期としては異例の寒さとなり、五大湖周辺では記録的な大雪となっています。雪はしばらく降り続き、大雪などに警戒を呼びかけています。

気象衛星GOESから撮影した可視画像 日本時間で19日(水)午前3時

気象衛星GOESから撮影した可視画像 日本時間で19日(水)午前3時

上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込み、
北米の五大湖周辺(上の画像参照)には
冬季の日本海でもよく見られる筋状の雲(雪雲)が確認できます。
この雪雲が次々と流れ込んでいる
ニューヨーク州西部の都市バッファロー周辺では記録的な大雪となっています。
もともと冬季に北西の季節風が吹くと、北米の五大湖の風下にあたる
ミシガン州やニューヨーク州北西部では大雪に警戒が必要で
このような雪を「Lake-effect snow(湖に起因する降雪)」と呼んでいます。
その発生のメカニズムは実は日本海側の降雪と同じなんです。
<冬に日本海側で降雪となる理由>
冬季、冬型(西高東低)の気圧配置になると
等圧線は縦縞模様になり、
大陸の高気圧から北西の冷たい風が吹き出すようになります。
その冷たい風が日本海を通過する際に
相対的に暖かい海面から多量の水蒸気が補給されることで
空気が湿り気(水蒸気は雲のもと)を帯びて
日本の山脈にあたり上昇気流となることで降雪となるのです。
スケールこそ違いますが
北米の五大湖が、まさに日本海と同じような役目をすることで
その風下側では大雪となることがあります。
ニューヨーク州西部では雪はしばらく続く見込みで
アメリカの気象当局(NWS)では「Lake-effect snow警報」を出して
大雪や降雪雲下での視界不良などに警戒を呼びかけています。

<日本付近は冬型の気圧配置は緩み、高気圧に覆われる>
19日(水)は日本付近は冬型の気圧配置は次第に緩み
日本海側の雨や雪は止んで、天気は回復傾向となりました。
20日(木)は日本海側の地域を含めて全国的に晴れる所が多い見込みです。
ただ、放射冷却現象が強まって
あすの朝は各地で冷え込みが強まりそうです。
風邪などひかないように暖かい服装でお過ごしください。

tenki.jp

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング