台風19号まとめ 記録的な大雨・暴風・高潮

tenki.jp / 2019年10月15日 18時5分

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台風19号の影響で、東海から東北を中心に記録的な大雨や暴風、高潮となり、列島に大きな爪痕が残りました。

台風19号 大型で強い勢力で上陸

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台風19号は10月6日午前3時、南鳥島近海で発生しました。発達しながら西よりに進み、一時は「大型で猛烈な」勢力に。進路を次第に北よりに変え、日本の南を北上し、10月12日午後7時頃に「大型で強い」勢力を保ったまま、伊豆半島に上陸しました。その後、関東地方を縦断して、13日正午に日本の東で温帯低気圧に変わりました。大量の水蒸気を含んだ状態で上陸したため、東海から東北を中心に広い範囲で記録的な大雨や暴風、高潮となり、複数の河川が氾濫するなど列島に大きな爪痕が残りました。

広い範囲で記録的な大雨

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神奈川県箱根町では、12日の日降水量が、10月の平年の降水量の約3倍にあたる、922.5ミリに達し、これまでの全国の観測史上1位であった高知県魚梁瀬の851.5ミリ(2011年7月19日)を大幅に上回りました。さらに、静岡県湯ヶ島の日降水量689.5ミリも13位になりました。なお、箱根町の10日午後10時の降り始めからの総雨量は1000ミリを超え、年間降水量(平年値)の約3割の降水量を観測しました。そのほか、東北や関東甲信を中心に103もの地点で24時間降水量の観測史上1位(1位タイを含む)を更新し、広い範囲で記録的な大雨になりました。

史上最多13都県で大雨特別警報

台風の接近に伴い、東海地方や関東地方では12日朝から激しい雨が降り、気象庁は12日の夕方に静岡県、神奈川県、東京都、埼玉県、群馬県、山梨県、長野県に大雨特別警報を発表しました。その後、夜には、栃木県、茨城県、新潟県、福島県、宮城県、岩手県と合計13都県に次々に大雨特別警報が出され、平成25年に特別警報が設定されて以来、史上最多の発令となりました。このうち、静岡県、神奈川県、東京都、埼玉県、群馬県、山梨県、長野県、新潟県、福島県、岩手県の10都県では、初めての大雨特別警報の発表でした。

複数の河川で氾濫発生

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関東甲信地方や東北地方では長い時間にわたって激しい雨が降り続きました。このため、多くの河川で水位が上がって氾濫危険水位に達し、千曲川や多摩川、阿武隈川など大きな河川を含め氾濫が発生。甚大な被害が生じました。

暴風が吹き荒れる

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関東では台風上陸前の12日午前中から発達した積乱雲がかかり、千葉県市原市では竜巻のような突風が吹きました。午後は広い範囲で風が強まり、関東の沿岸部を中心に記録的な暴風となりました。最大風速は羽田で34.8メートル、江戸川臨海では32.6メートルを観測し、ともに観測史上1位の値を記録しました。最大瞬間風速も、横浜で43.8メートル、東京都心で41.5メートル、千葉で40.3メートルなど都市部でも暴風が吹き荒れ、横浜と東京都心はこれまでの10月の1位の値を更新しました。

静岡県などで過去最高潮位を観測

12日から15日にかけては干潮と満潮との差が最も大きくなる「大潮」でした。「大潮」で潮位が高い所に、台風の高潮が加わり、神奈川県西部から静岡県の沿岸にかけて潮位が高くなりました。三宅島の坪田や静岡県の石廊崎、清水港では過去の最高潮位の値を更新しました。

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