秋田で大雪のわけ

tenki.jp / 2014年1月26日 23時43分

秋田県ではこの冬、南部を中心に記録的な大雪となっていることを受け、
40年ぶりに災害対策本部を設置しています。
なぜ、大雪になっているのか、考えたいと思います。

下のグラフは秋田県湯沢の昨年12月と今年1月(25日まで)の
降雪量と500hpa(上空5000m付近)の寒気の様子をグラフにしたものです。
※温度は低いほど、グラフでは上にいきます。


~北西風によって~

おおまかに言えば、多く雪が降った日と500hpa(上空5000m付近)の寒気の強かった日に相関関係がありそうです。特に雪の量が多かった日は、強い寒気が流れ込んでいます。この冬、湯沢では1日に15センチ以上の雪が降ったのはこれまで13日あります。その時の上空1000m付近の風向は、主に北西となっています。秋田県内の積雪の平年比は、北部で平年並みか少ないのに対して、南部は平年より多くなっています。特に湯沢や横手など、内陸南部では平年の約2倍の積雪となっています。北西の風が吹くと、北部は青森県との県境に白神山地があるため、そこで雪が降り、北部では雪の降る量は多くなりにくいのです。一方、南部は風が入ってくる方向に遮るものがなく、日本海から熱と水蒸気を補給した空気が奥羽山脈のような高い山にぶつかって雪雲を発達させます。このため、内陸南部は雪の量が増えます。例えば、昨年12月13日は湯沢で午前9時の上空1000m付近の風向が西南西でした。この日の日中は雪の降り方が弱まっていましたが、夜は1時間に5センチ前後の降雪が続きました。午前9時に西南西だった風向は、午後9時には北西に変わっていました。強い寒気に加え、風向きが雪の量を決めると考えられそうです。

tenki.jp

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング