今冬は世界的に異常気象 偏西風の蛇行が原因

tenki.jp / 2014年3月6日 14時29分

気象庁は4日、気候の専門家で作る異常気象分析検討会を開催し、2月の日本の太平洋側の大雪や、北米の寒波、ヨーロッパの大雨などについて、偏西風の蛇行が明瞭だったことが原因という見解を示した。今冬は2月には関東甲信で2度に渡る記録的な大雪となり、12月から2月にかけて北米やヨーロッパも寒波や大雨に見舞われた。(日本気象協会)


関東甲信の大雪 ブロッキング高気圧が原因

気象庁の異常気象分析検討会が、2月の度重なる関東甲信の大雪について見解を示した。それによると、この冬は日本付近で偏西風が南に蛇行したため、本州の南岸を低気圧が通過しやすい状態となった。更に、日本の東海上に寒気の東進を阻むブロッキング高気圧が発生したことで、低気圧に向かって南から暖かい空気が流れ込み、低気圧が発達しやすくなった。また、ブロッキング高気圧によって低気圧の動きが遅くなったことも雪が長引いた一つの原因と考えられる。
<各都市の2月の月間降雪量>
・東京:49センチ(2月の観測史上1位)      ・横浜:44センチ(2月の観測史上1位)
・千葉:57センチ(観測史上1位)          ・熊谷:106センチ(観測史上1位)
・宇都宮:56センチ(観測史上1位)         ・前橋:106センチ(観測史上1位)
・甲府:157センチ(観測史上1位)


北米やヨーロッパでも記録的な寒波や大雨

気象庁によると、昨年12月~今年1月にかけては、北米大陸では度重なる寒波に見舞われ、1月6日にはシカゴで最低気温が氷点下26度を下回り、ミネソタ州のミネアポリス・セントポール空港では最低気温が氷点下30度を下回った。低温や大雪の影響で交通障害や停電が相次いだ。
また、ヨーロッパでは大雨となった所があり、イギリス南部やイタリア北東部では12月~2月の降水量が平年の2倍以上となった。2月にはイギリスのテムズ川が氾濫し、ロンドン周辺では大きな洪水被害が出た。
これらの原因も、北米中部から東部にかけてとヨーロッパ西部で、偏西風が南へ蛇行したため、北米には寒気が流れ込みやすくなり、ヨーロッパでは低気圧の発達しやすい状態が続いたためと考えられる。

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