世界レベルの本格スケボーパークが完成 東京五輪候補・白井&池が設計プロデュース

THE ANSWER / 2020年10月30日 16時54分

会見に登場した瀬尻稜、白井空良、池慧野巨【写真:荒川祐史】

■神奈川・寒川町にBMXとスケートボードの複合施設「THE PARK SAMUKAWA」完成

 来年に控える東京五輪に向けて注目を集めるストリートスポーツ。その中のスケートボード・ストリート種目で日本代表候補に名を連ねる白井空良(しらい・そら)と池慧野巨(いけ・けやき)がプロデュースしたストリートパークが、神奈川・寒川町にオープンした。BMXフラットランドのパークも併設された複合プレイパークで、その名も「THE PARK SAMUKAWA」。倉庫をリモデルした屋内パークで30日、オープン記念会見が行われた。

 2019年にストリートスポーツの世界的祭典「ARK LEAGUE」の舞台となった寒川に、新たな活動拠点が生まれた。「ARK LEAGUE」を主宰するBMXフラットランドの第一人者・内野洋平が、「SKATE ARK」の中心人物であり、スケートボード界を代表する瀬尻稜に声を掛け、今回の複合施設「THE PARK SAMUKAWA」が誕生。現役かつ世界のトップで凌ぎを削るスケーターの声を反映させたいと、白井と池の同級生コンビに設計プロデュースのオファーを出した。

 11月3日に19歳を迎える白井は2019年「ARK LEAGUE・SKATE ARK」の優勝者で、昨年11月にはブラジルで行われた国際大会「OI STU OPEN」で優勝するなど、東京五輪へ向けて世界ランク4位につける。同じく19歳の池は、2018年にインドネシアで行われた「アジア競技大会」で金メダルを獲得した他、昨年の国際大会「FISE広島」で準優勝する実力者。ともに海外経験も豊富で、東京五輪の代表候補選手として注目を浴びている。


倉庫をリモデルした屋内パークとなっている【写真:荒川祐史】

■設計のこだわりは「コンクリート」と「シンプルさ」

 パーク設計時のこだわりについて、白井は「まず最初に、コンクリートにしてほしいって言いました。めちゃめちゃ大事です」と話す。海外のスケートボードパークはほとんどがコンクリート製。さらに、世界大会でもコンクリートが主流となっているが、日本の室内パークは木製が多い。木製パークの場合、ジャンプをしたりランディングしたりする時に「柔らかくて(ボードを)弾かない」ため、コンクリートのパークと感覚が変わってきてしまうという。

 さらに、ランプ、ハンドレール、ステアをメインとしたシンプルな設計も自慢。「日本のパークは難しいところが多いけど、意外とシンプルな設計のところが少ない。こういうシンプルなパークがほしかった」と、白井は満足そうに笑う。

「ハンドレールが黒で、それ以外はグレーの色合いが、昔のベリックスに似ている」と池。スケートボードの本場とも言える米ロサンゼルスにある有名なパークの名前を挙げ、「テンションが上がります」と初プロデュースしたパークの完成を喜んだ。

 この日、2人と一緒に会見に臨んだ瀬尻は、新たにオープンしたパークを「修行の場」と表現。「新しい技に挑戦したい時にここへ来て、己と戦いながらレベルアップを図りたい」という23歳は、「出来上がるまでどんなパークになるか分からなかったけど、面がいいし、すごく滑りやすいです」と公開練習では難しいトリックを連発させた。

 天気を気にすることなく世界標準のコンクリートパークで大会練習ができる「THE PARK SAMUKAWA」。世界を目指すスケーターたちにとって、貴重な練習の場となりそうだ。(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)

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