井上拓真が「肌で感じた」尚弥の技術 14か月ぶり再起戦へ「兄弟スパーから盗んだ」

THE ANSWER / 2021年1月13日 20時3分

井上拓真【写真:荒川祐史】

■14日東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ、両者とも前日計量クリア

 ボクシングの東洋太平洋バンタム級タイトルマッチが14日、東京・後楽園ホールで行われる。13日は前日計量が行われ、挑戦者の元WBC世界バンタム級暫定王者・井上拓真(大橋)はリミット53.5キロ、王者・栗原慶太(一力)は100グラムアンダーの53.4キロで一発パスした。両者はそれぞれリモートで取材対応。戦績は栗原が15勝(13KO)5敗、拓真が13勝(3KO)1敗。

 拓真は、2019年11月にWBC世界同級正規王者ノルディ・ウーバーリ(フランス)との団体内王座統一戦で判定負け。WBAスーパー&IBF王者の兄・尚弥(大橋)と同じ階級のまま、1年2か月ぶりの再起戦に臨む。

「減量しながらも、しっかり最後まで動けたので体調はばっちりです。やっと試合ができる喜びというか、久々のワクワク感がある。とにかく早く試合がしたいですね。相手はパンチ力がありそうだなイメージなので、一発に気をつけて戦っていきたい。展開としてはいつもと一緒。打たせないで打つことを徹底して、あとは試合の流れで決めていきたい」

 尚弥は昨秋に米ラスベガスでジェイソン・マロニー(オーストラリア)を撃破。その前から兄弟でスパーリングをしてきた。防衛を果たした兄から徹底サポートを受けた拓真は「自分の練習を優先してやってくれた。スパーで良いところ、悪いところを言ってくれましたね。アドバイス通り動けたので試合に繋がる」と手応え。さらに最強の兄についてこう続けた。

「印象としてはやっぱりうまい、強い。凄いなというのは肌で感じましたね。自分が(尚弥に)やられたような攻撃を、試合でどれだけ試せるかというのも一つの楽しみ。いいところを盗んで、それを出せたらと思います」

■田中恒成ともスパー「凄くいい緊張感でやれた」

 コロナ禍で外国人パートナーを招聘できない中、アマチュア時代にしのぎを削った同級生の元世界3階級制覇王者・田中恒成(畑中)とも計6回のスパーを敢行。攻守どちらもレベルアップを図り「凄くいい緊張感でやれた」と感謝した。

 現在の世界ランクはWBCとWBOで7位。ウーバーリは昨秋にコロナ感染で試合ができなくなったが、同王座の動向などはチェックしている。まずはIBF4位の栗原戦へ「この試合は世界に向けての通過点。負ける気はないです」と強気の姿勢を崩さなかった。

 一方、栗原も1年2か月ぶりのリング。「非常にワクワクしていますね。不安も本当にない」と心境を明かした。拓真については「やっぱり国内で戦うバンタム級No.1の選手。それだけ実力があるとわかっているし、暫定王座を獲る前から強い相手を倒してきた選手。リスペクトしています」と強調。妻、7歳と2歳の娘2人も観戦予定で「何ラウンドでも倒す気持ち。12ラウンドになっても僕が倒して勝つ」とKO勝ちを宣言した。(THE ANSWER編集部)

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