澤村拓一がZOZOマリンの一室で泣いた日 愛する後輩の引退「この時期の電話は…」 日本ハムファンも感激

鍵谷の引退にメッセージを送る最中、涙を流したロッテ澤村

■澤村から鍵谷へ惜別メッセージ

　プロ野球・ロッテの澤村拓一投手が、今季限りで引退する中大時代の後輩・鍵谷陽平投手（日本ハム）へ送った惜別のメッセージが感動を呼んでいる。カメラの前で涙を堪えきれなかった36歳は「ここまで野球を続けてくれたことを、一友人としても、一野球人としても誇りに思います」などと話した。

　大学時代の後輩で、仲の良い鍵谷の引退。ZOZOマリンの一室でカメラと正対した澤村は「気は遣わないで、心を遣ってくれるようなタイプでしたね」とその人柄を表現した。引退については「驚きはないけれど、寂しさ100％ですね」と惜しみ、続けての質問に対し「ダメだぁ」と堪えられずに涙を見せた。

「この時期の電話というのは、何かしら察するものがあるので。着信が鳴ったときに、そうなのかなと思っていましたし、彼自身が北海道に帰ると言った時も、北海道で終わるんだなって僕自身も覚悟していた。北海道で終われてよかったんじゃないかなと思います」

　目を赤らめて語った澤村。「陽平への愛を贈りたいです。ほんとに大好きです。引退おめでとうございます」と惜別のメッセージを口にした。25日の楽天戦後、エスコンフィールドで行われた引退セレモニーでこの映像は実際に流れ、鍵谷も嬉しそうに聞き入っていた。

　舞台裏の映像がマリーンズ公式YouTubeチャンネルで公開されると、「ハムファンですがとても愛のあるメッセージ、感動しました。澤村投手素敵な方ですね」「引退おめでとうと言う言葉とてもグッときました。真っ直ぐに言える澤村さんすごい」「電車の中で見なきゃよかった　漢、澤村！これからもロッテファンとして応援する！」「どこまで熱い漢なんだ…」「素敵なメッセージでボロ泣きしました」などと反響が集まっていた。

　澤村は「引退おめでとう」の意味について「寂しいけれど、彼が積み上げてきたものに対して『お疲れ様でした』じゃ寂しいじゃないですか。やってきたことに対してのお祝い事なので」と話している。（THE ANSWER編集部）