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大谷翔平、驚異の9月は「堅実な選手の1年分」 たった1か月で積み上げた貢献度に米記者驚き

THE ANSWER / 2024年9月29日 21時3分

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

■大谷は9月に入って3勝以上の貢献度を記録

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は9月に入って打率.398、10本塁打、32打点、15盗塁、OPS1.252と驚異的な数字を残している。米記者は爆発的な活躍を「本当に堅実な選手の1年分」と絶賛している。

 19日(日本時間20日)の敵地マーリンズ戦でメジャー史上初となる50本塁打&50盗塁の「50-50」を達成した大谷。この日は6打数6安打3本塁打10打点、2盗塁と歴史に残る大爆発を見せた。以来、9試合で打率.667、6本塁打、20打点、9盗塁と絶好調。18日(同19日)時点では打率.287、OPS.978だったが、この期間を経てそれぞれ.310、1.040まで急上昇した。

 驚異的な活躍は、控えレベルの選手の出場時と比較してどれだけチームの勝利を増やしたかを表すセイバーメトリクスの指標「WAR」にも反映された。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のローワン・カブナー記者は27日(同28日)に自身のXを更新。「ショウヘイ・オオタニは現在fWARで8.9。彼は8月の終わりには6.6だった」と米データ会社「ファングラフス」算出の数字の推移を紹介した。

 同記者は続けて「これを大局的な視点から見ようとすれば、本当に堅実な選手(コーディ・ベリンジャー、ピート・アロンソ、ブライアン・レイノルズなど)は、2-3勝(増やす)シーズンを複数過ごしている。オオタニは今月、fWARで2-3ぐらいの価値がある。打撃だけしかやっていないのにだ」と驚いた様子でつづった。

 2019年ナ・リーグMVPのベリンジャー(カブス)は今季fWARで2.2ほど。同年のナ・リーグ本塁打王アロンソ(メッツ)も今季は同2.3ほどだ。大谷は28日(同29日)も数字を伸ばし、fWARは9.0の大台に乗った。メジャーで実績を残している選手の“1年分の働き”を1か月でやってしまった大谷に、米ファンからは「本当に常軌を逸している」「史上最高の選手だ」と驚きの声が上がっていた。(THE ANSWER編集部)

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