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岩井明愛、信条を貫く「攻めて魅せて」の2位…潔く「今日は竹田麗央ちゃんが素晴らしかった」

THE ANSWER / 2024年9月29日 17時24分

日本女子オープンの最終日に出場した岩井明愛【写真:Getty Images】

■日本女子オープン最終日

 女子ゴルフの国内メジャー大会、日本女子オープン最終日が29日に茨城・大利根CC西C(6845ヤード、パー72)で開催された。首位に2打差の3位で出た岩井明愛(Honda)は4バーディー、2ボギーの70で回って通算8アンダーとし、2位で終えた。最終18番パー4でボギーをたたくまでは優勝した竹田麗央(ヤマエグループHD)との差を1打に詰めていたが、あと一歩及ばなかった。それでも、双子の妹・岩井千怜(Honda)とともに岩井家が信条とする「攻めて魅せるゴルフ」に徹し、ギャラリーを沸かせ続けた。

 最終18番パー4。明愛は2メートルのパーパットをカップの左に外し、天を仰いだ。首位を走る竹田との差は2打に広がり、ここで万事休すとなった。

「やっぱり、ボギーにしたのは悔しかったです。でも、これは攻めた結果ですし、今日は竹田麗央ちゃんが素晴らしかったと思います」

 前半は3番パー4で3パットのボギーとするも、8番パー4でバーディーを獲り返した。後半はショットとパットがかみ合い始めて、14番パー4までに3バーディー。竹田との差は1打になり、15番パー4と17番パー4では2.5メートルのパーパットを沈める粘り強さを見せた。

「(竹田に)プレッシャーを与えたい思いもありましたが、まずは自分のやるべきことをやろうと思いました。18番はバーディーが欲しかったのですが、ティーショットがラフに行ってしまいました。でも、(グリーン奥ラフからピンまで12ヤードの)3打目も入れに行きましたし、最後のパットも強気に行きました」

 明愛は千怜とともに2021年6月、最終プロテストに一発合格。その時点で父の雄士さんからは「プロになった以上、ただ強いだけじゃダメ。お客さんを楽しませるプレーをしていこう」と言われていた。それが岩井家の信条となり、ツインズは共にプレーオフを戦う中で直ドラ(フェアウェーからのドライバーショット)を披露するなどしてきた。そして、この日も果敢にピンを攻め続けた。

「自分の調子はあまりよくなかったので、『これでよくやれたな』という思いもありますが、これからも優勝争いをしていきたいです」

 今季国内ツアーの全日程終了後には渡米し、千怜とともに来季米ツアー最終予選会に臨む。メジャーである今大会の優勝を逃し、欲しかった「3年シード」はつかめなかったが、くよくよしないのも岩井家の信条。メジャー大会のツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(11月21~24日、宮崎CC)まで、明愛は千怜と走り続ける。(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)

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