大谷翔平の歴史的1日でも超えられなかったレジェンドの存在感 「50-50」達成日を上回った6・19

ドジャースの大谷翔平【写真：ロイター】

■米データサイトが紹介

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は移籍1年目の今季、MVPを獲得するなど大活躍。史上初の「50本塁打＆50盗塁」やワールドシリーズ制覇も成し遂げた。米データサイトは1年の注目ぶりが一目でわかるデータを公開。米国を“半分支配”したマップ画像も「オオタニ合衆国だ」と話題を呼んだ。一方で、そんな大谷でも上回れなかったレジェンドの存在も際立つ形になっている。

　米データサイト「ベースボール・リファレンス」は「2024年MLBシーズンの振り返り」と題し、様々なデータを紹介。大谷は同サイトの「選手ページの閲覧数」「閲覧時間」などで年間トップであったという。州ごとの閲覧数でも大谷は50州のうち半分の25州でトップに。同サイトの公式Xがマップ画像を公開すると、「オオタニ合衆国だ」「野球の顔だ」と米ファンの間で話題を呼んだ。

　そんな中、「1日で最も閲覧された選手ページ」という項目では、大谷は2位だった。今年、大谷のページが一番閲覧されたのは9月20日（日本時間21日）。6打数6安打10打点、3本塁打2盗塁と大暴れし、史上初の「50-50」を達成した敵地マーリンズ戦の翌日だ。そんな歴史に残る1日を抑えて1位に立ったのは、6月19日（同20日）のウィリー・メイズ氏だった。

　メイズ氏は通算3293安打、660本塁打を記録した殿堂入り外野手。6月18日（同19日）に93歳で亡くなった。一番閲覧された6月19日は、米国で最古の球場とされるアラバマ州バーミングハムのリックウッド・フィールドでMLB初の公式戦が開催された日。試合前にはメイズ氏を追悼するセレモニーが行われた。

　なお、3位にはパドレスからヤンキースへのトレードが発表された2023年12月7日（同8日）のフアン・ソト外野手がランクインしている。（THE ANSWER編集部）