ザギトワVで… 伊解説者が「引退を決意できる」と語った理由「もはや、彼女は…」

THE ANSWER / 2019年3月24日 10時2分

世界選手権で初優勝を飾ったアリーナ・ザギトワ【写真:AP】

■タイトル総なめにした16歳の今後に言及「もはや、彼女は自分の好きなことできる」

 フィギュアスケートの世界選手権女子は五輪女王アリーナ・ザギトワ(ロシア)が初優勝。一方で紀平梨花(関大KFSC)が4位に終わるなど、日本勢は表彰台を逃した。イタリアの解説者は大会を総括。その上でザギトワの今後について「引退」に触れた持論を語っている。イタリアメディア「OAスポーツ」が伝えている。

 ザギトワの優勝で幕を閉じた世界選手権。大会を振り返って総括しているのは、欧州衛星放送「ユーロスポーツ」の解説者マッシミリアーノ・アンベーシ氏だ。

 記事では「新しい時代の始まりか?」という問いについて「その通りだ」と語り、今大会を回顧。「この世界選手権が新しい時代の幕開けとなっている。今後大きなルール変更がないのなら、これからもより多くの4回転ジャンプを見ることになるだろう。より高得点を目指すなら4回転を入れることが唯一の方法だ」と語ったという。

 さらに、優勝したザギトワに言及。「2つのプログラムを共に素晴らしく演じ切った。今回の優勝により、彼女はジュニア・シニアの両カテゴリ全てでタイトルを獲った最も若い選手となった」と語った上で「このことからザギトワは引退を決意することもできるのではないか」と持論を語っている。

「もはや、彼女は自分の好きなことをできるだろう。まだ続けることも、もしくは全てのタイトルを獲得した今、引退を決めることも。彼女のレパートリーに4回転ジャンプを加えることはできないのではないかと僕は思う。彼女にはすでに2つの4回転を組み込むライバルがおり、今後の競争はますます厳しくなる。なので引退を考えるのは何もおかしいことではない」

■女子の来季戦線の“変化”も予測「さらに高レベルな試合に」

 16歳にして五輪、GPファイナル、世界選手権と主要タイトルを総なめにしたザギトワ。今後、ジャンプの高難度化が予想される中では身を引くことも考えられると、同氏はみているようだ。

 演技については手放しで絶賛。「スポーツにおける大事な終着点が今日、ザギトワに持たされたのだ。欠けていた勝利、その苦しみ、勝利への熱望、これら全てを、絶対的主役ザギトワは成功させたのである。彼女のプログラムは内容の濃い、高難度なものだった」と賛辞を送ったという。

 また、今大会の採点について問われると「テクニカルパネルは全てにおいて議論する余地があった。これまでは回転不足と採点されるべきだったジャンプが問題なしとされていたことなどだ。しかし、一貫した基準が全ての選手に適用された点は評価したい」とした一方、坂本花織は回転不足のジャンプはなく、採点が不利に働いたと指摘している。

 さらに、今後の女子の展望について話を展開し、「来季に変化があるのは明らかだ。4回転持ちの選手たちと、“完全パッケージ”と言われるアリョーナ・コストルナヤのシニア参入である。客観的に言っても、今日観たものよりさらに高レベルな試合になっていくだろう」とレベル向上を予測したという。

 今季はザギトワに加え、紀平が新星として台頭。GPファイナルで鎬を削ったことは記憶に新しく、ロシアからは驚異のジュニア勢が続々出現している。来季はどんな勢力図になるのか。見逃せない戦いが続くことになりそうだ。(THE ANSWER編集部)

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