井上尚弥、衝撃の259秒KO! 欧州に新伝説「グラスゴーで思い出深い1日に」と歓喜

THE ANSWER / 2019年5月19日 5時39分

井上尚弥がエマヌエル・ロドリゲスにTKO勝ちを飾る【写真:Getty Images】

■259秒でダウン3度奪い圧勝、デビューからの連勝18に

 WBA世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は18日(日本時間19日)、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)準決勝(スコットランド・グラスゴー)でIBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦。2回1分19秒TKOで勝利を飾り、WBA王座は2度目の防衛に成功。新たにIBF王座を獲得し2団体王者となった。5階級制覇王者で現WBAスーパー王者のノニト・ドネア(フィリピン)が待つ決勝進出が決定。井上の戦績は18勝(16KO)。ロドリゲスは19勝(12KO)1敗。

 初めて欧州に上陸したモンスターが、スコットランドに衝撃を走らせた。井上は昨年10月にWBSS初戦の元WBA同級スーパー王者のフアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)に衝撃の70秒KO勝利。以来、224日ぶりのリングだったが、無敗のIBF王者を圧倒した。

 2ラウンドだ。開始30秒、左のショートフックでまずダウンを奪うと、右のボディーで2度目のダウン。ロドリゲスも立ってきたが、一気に詰めて3度目のダウン。膝をつかせると、もはや戦う意思は残っていなかった。

 3戦連続での1ラウンドKOはならなかったが、この日もわずか259秒で決めた。リング上でのインタビューで綺麗な顔のまま井上は試合を振り返った。

「常に平常心で戦う気持ちを持って乗り込んできた。いいパフォーマンスを出せてほっとしている。ロドリゲスも初回プレッシャーをかけてきて、どうなることか自分でも予測できない状態でした。沢山応援してくれて、このグラスゴーで思い出深い1日になりました」

■ドネアに対してはリスペクト示す「憧れていた選手と戦えることは光栄」

 こう胸をなで下ろすと、リングに上がってきたドネアに対してのリスペクトも示した。

「(ドネアは)スゴイキャリアがあって、すごく強い選手。これからどう戦うか、憧れていた選手で、戦えることは光栄です」

 止まらない。井上はこれで世界戦8試合連続KO勝利だ。自身が記録した世界戦7試合連続KOの日本記録をさらに更新した。もう一方の準決勝ではドネアが勝ち上がっている。主要4団体のベルトとリングマガジンの認定ベルトをすべて獲得した井上は、フィリピンの“閃光”との頂上決戦で、バンタム級3本目のベルトを狙う。

 5月18日は伝説の王者ファイティング原田が“黄金のバンタム”ことエデル・ジョフレに勝利し、日本人初のバンタム級のチャンピオンベルトを獲得した日だ。あれから54年。モンスターが欧州の地で新たな伝説を打ち立てた。(THE ANSWER編集部)

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