井上尚弥は「新型ゴロフキン」 衝撃KOに各国記者も絶賛「まだまだ敗者が登場する」

THE ANSWER / 2019年5月20日 7時13分

TKO勝ちを飾った井上尚弥【写真:Getty Images】

■海外記者も絶賛の嵐「イノウエが世界最高と分からないのか?」

 WBA世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は18日(日本時間19日)、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)準決勝(スコットランド・グラスゴー)でIBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦。2回1分19秒TKOで勝利を飾り、新たにIBF王座を獲得し2団体王者となった。「The Monster」の異名通りの強さに、海外記者も「新型ゴロフキンだ」「世界最高のファイターだと分からないのか?」と脱帽している。

 キャリア最強のライバルと呼ばれたロドリゲスを259秒で粉砕した井上。右のボディショットで2度目のダウンを奪った際にプエルトリコの無敗王者が浮かべた鮮血の茫然自失の表情は世界で放送され、井上の破壊力を強く印象付けた。海外記者もツイッター上で、満場一致でモンスターに最敬礼を捧げている。

 米スポーツメディア「ブリーチャーリポート」ボクシング担当で、CNNにも出演するJ.E.スノーデン記者は「イノウエは新型ゴロフキンだ」と称賛。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のマイク・コッピンガー記者も「ザ・モンスター! みんなナオヤ・イノウエが世界最高のファイターだと分からないのか? 彼の対戦相手で数ラウンドも付き合える相手はいないんだ。エマヌエル・ロドリゲス相手に焼きつくような2ラウンドKOでWBSS決勝進出」とつづり、懐疑的な見方をするファンを一蹴した。

■敗者に異例のエール「気にするな、まだまだ多くの敗者が登場するのだから」

「FOXスポーツ・オーストラリア」の解説者ベン・デイモン氏は同日にドミニク・ブラジール(米国)相手に1ラウンドKO勝ちを収めたWBC世界ヘビー級王者デオンテイ・ワイルダー(米国)と井上を比較。「ワイルダーはちょうど異次元に男を送り込んでしまったばかりだが、この日最高のパフォーマンスは怪物のようなナオヤ・イノウエだ。彼は今の現役ボクサーの中、完璧なボクシングに最も近い存在だ」。どちらも衝撃的KOだったが、ヘビー級王者より軽量級のモンスターのインパクトが上だったようだ。

 英ラジオ局「トークスポーツ」のマイケル・ベンソン記者は「ところで、ナオヤ・イノウエは26歳になったばかり。彼と戦い、躓いたとしても気にすることはない。まだまだ多くの敗者が登場するのだから。次はWBSS決勝でノニト・ドネア戦」と初黒星を喫した無敗王者に対し、今後も多く生まれる敗者の1人に過ぎないと異例のエールを送っていた。

 また、米専門誌「リング」のライアン・ソンガリア記者は「ナオヤ・イノウエは完璧なるデストロイヤー(破壊者)だ」と評し、「イノウエは2ラウンドで3度のダウンを奪いTKO、ロドリゲスをさっさと片づけた。ドネアはWBSS決勝のイノウエとの対決で苦戦するだろう」「ドネア以来、イノウエはバンタム級で最も破壊的な力がある……」と賛辞を連発した。

 今回の一戦を巡っては海外メディアも称賛してやまない井上。その最前線で取材する記者からも絶賛を浴び、ボクシング界最強のファイターという国際的評価に大きく近づく欧州初上陸となった。(THE ANSWER編集部)

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