【ラグビーW杯】代表引退のアイルランド主将が日本に深い感謝「ここに私たちを呼んでくれて…」

THE ANSWER / 2019年10月20日 15時3分

今大会限りで代表を引退したベスト【写真:Getty Images】

■日本とも激闘、今大会限りで代表引退「この大会はいろいろなことが起きた」

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は19日、準々決勝で世界ランク1位ニュージーランドが同4位アイルランドを46-14で撃破。4強入りを決めたが、試合後に感動シーンがあった。今大会限りで代表引退するアイルランド主将のHOロリー・ベストのために両軍選手が花道を作って称える粋な演出を披露。大会が動画付きで公開して感動を呼んだが、試合後、本人は日本に対する感謝も口にした。

 日本の地で慣れ親しんだ緑のジャージを脱いだ。試合後のピッチ上。両軍の選手が両サイドに分かれて並び、列を作る。そこに迎え入れられたのはベストだった。今大会限りで代表引退を表明していた37歳。この試合が最終戦となった。勝者のニュージーランドより先に花道を通る。両軍の選手は拍手で迎え、ベストは感激の面持ちで過ぎていく。

 ベストは世界的フッカーとして知られ、代表通算124キャップを誇る。そんな男が代表ジャージを脱ぐ。一人のために作られた異例のシーン。大会公式ツイッターが動画付きで公開し、反響を呼んだ。試合後、ベスト本人は「これから緑のジャージはサポーターとしてしか着ることがないと考えると、本当に悲しい」と思いを隠そうとしなかった。

 ただ、その裏では開催国に対する感謝もあった。大会について回顧。「このW杯は大きなプレッシャーの中で始まった。スコットランドに対していい試合をして、日本には負けた、素晴らしいチームだった。コースターのようだった」。スコットランドを撃破し、日本に不覚を取った1次リーグを振り返った。

 その上で1か月に及んだ日本での日々を思い返した。「この日本でのW杯はいろいろなことが起きました。嬉しいこと、悲しいこと……。日本の皆さんに対して、やはり称賛を与えたい。ここに私たちを呼んでくれて……」。ライバルとして戦う一方で、温かいおもてなしで歓迎してくれた日本に感謝を述べた。

 同じように今大会で勇退するジョー・シュミットヘッドコーチ(HC)も「キャプテンがチームを引っ張ってくれて感謝しています。素晴らしかったです」と称えたアイルランドの鉄人。4大会連続出場したW杯、その舞台を日本で終えることは、日本のファンにとっても特別な機会となったことだろう。(THE ANSWER編集部)

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