長野五輪日本代表・荻原次晴が徹底解説! ノルディック複合【平昌五輪みどころ】

ザテレビジョン / 2018年2月14日 8時0分

今季W杯5勝でW杯総合ランキング1位に立つ渡部暁斗に金メダルの期待がかかる/写真=AP/アフロ

平昌五輪のノルディック複合は2月14日の個人ノーマルヒルを皮切りにスタート。過去に五輪や世界選手権で頂点に輝き、日本のお家芸とも呼ばれたノルディック複合の競技のみどころや注目選手を萩原次晴氏の解説と共に紹介します。

■ ジャンプとクロスカントリーでスキーの真の王者を競う

前半にジャンプを行いそのポイント差をタイムに換算し、後半のクロスカントリーではジャンプの成績が良かった順から時間差でスタートし順位を競う。ジャンプは瞬発力、クロスカントリーでは耐久力が求められ、総合的な高い運動能力が必要なことから欧州ではこの種目の勝者を「キング・オブ・スキー」と称える。五輪は個人のノーマルヒル、ラージヒルと団体戦の3種目。ドイツや北欧の強豪と日本の渡部暁斗のメダル争いに注目だ。

■ W杯5勝と絶好調! 悲願の金メダルを目指す 渡部暁斗(わたべあきと)(29)

前回ソチでは個人ノーマルヒルで銀メダルを獲得。今季はW杯4連勝を飾るなど、総合ランキングは堂々1位。弟・善斗も複合の日本代表。妻・由梨恵もフリースタイルスキー・ハーフパイプ代表というスキー一家。

■ 過去2回五輪で金メダルに輝いた複合団体の新たな歴史をつくれ! 複合団体

渡部暁斗、渡部善斗(わたべよしと)、渡部剛弘(わたなべたけひろ)、永井秀昭(ながいひであき)、山元豪(やまもとごう)のうち4名でチームを組む。日本は団体戦を得意とし、'92年アルベールビル、'94年リレハンメルと過去2度の金メダルを獲得。ジャンプが得意な渡部兄弟を中心に持ち前のチームワークの良さでメダルを目指す。

■ 前半ジャンプで差をつけ攻めの走りで金を取れ

萩原:ソチ五輪銀メダリストの渡部暁斗選手に金メダルの期待がかかります。今季のワールドカップでも既に5勝、W杯総合ランキングは1位と好調です。今まではスロースターターでしたが、オフの間にいいトレーニングができて、完成度が高い中でシーズンを迎えられています。

渡部暁斗選手の強みはなんといってもジャンプですね。平昌でも前半のジャンプで首位に立てるか、そして2位以下の選手を何秒離せるかが金メダルへのポイントとなります。

平昌は気象条件的に氷点下15~20度まで気温が下がることもあり、かなり寒いことが予想されます。クロスカントリーでは寒いと雪が固まって滑らなくなります。そうした雪は欧州勢が慣れていて得意としていますが、渡部暁選手も氷点下10度くらいまでならいい走りができるでしょう。緊張感、高揚感の中で自らのメンタルをうまくコントロールし、攻めのジャンプ、走りをすれば金メダルの可能性は大きく広がるはずです。

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