「花宵道中」のテーマ曲を歌う異色のユニット・黒色すみれに直撃!前編

ザテレビジョン / 2014年11月27日 12時26分

11月26日に10周年記念アルバム『Cosmopolitan』をリリースした黒色すみれのゆかとさち(写真左から)

安達祐実主演で好評公開中の映画「花宵道中」で、テーマソングを歌う女性2人組ユニット・黒色すみれ(ゆか、さち)にインタビューを敢行。この秋に10周年を迎える彼女たちの最新アルバム『Cosmopolitan』(コスモポリタン)に懸ける思いや音楽への熱い情熱など、余すところなく語ってもらった。

――公開中の映画「花宵道中」のテーマソング「ラピスラズリ」に込めた思いを教えてください。

ゆか:原作者の宮木あや子さんとは以前から交流があり、お互いに「何か一緒に作品を作る機会があったらいいね」と言っていた矢先「花宵道中」の映画化が決まりました。初めは私たちが少しだけ画面に映ったり、挿入歌的に使ってもらえたりしたらいいな、と宮木さんが(製作の)東映ビデオさんに言ってくれていたんです。CDをお渡しして「作品のテイスト的に合うようであれば使ってください」といった具合ですが、どうやら私たちが三味線を弾けると思っていたらしくて(笑)。お話の中に出てくる三味線の2人を私たちがやる予定でした。アコーディオンとかピアノならできますが、三味線は…全く(笑)。ですので違う方が出ることになりました。それでも宮木さんが「私の処女作の大事な作品が映画化するから黒色すみれを使ってください」と東映ビデオさんにかけあってくれた結果、「エンディングテーマに使えそうな曲を書いて」という話に。今までオーダーを受けて曲を作るという作業は何度もやっているのですが、いつも私たちの音楽そのものを気に入っていただいた上で作らせていただいたので、今回のようなケースはレアケース。お互い腹の探り合いのような感じになりました。豊島圭介監督が「花宵道中」に関しては、原作とは別の世界観を持たせようと思ってらっしゃるのがヒシヒシと伝わってきたので、オーダーも結構細かくありました。だから、アルバムの『Cosmopolitan』という曲もそうですが、(「ラピスラズリ」も)映画のために書き下ろした曲としては異色の仕上がりになっています。私たちの中にないものは制作できないことは分かっていたので、“黒色すみれらしさ”も出しつつ、監督の希望に沿うように作りました。

――ちなみに具体的にはどういった指示があったんでしょうか?

ゆか:監督の思いとしては「時代劇だけど多くの方に共感してもらいたい」というのが第一にありました。時代背景は違っても、現代の人たちと共通することは何なのかを探ってらっしゃって。“遊女”は今で言えばキャバクラで働く人や銀座とか六本木のママのような感じでしょうけど、自分の意志だけで遊女になったわけじゃないですよね。ということで、現代に置き換えて「花宵道中」に出てくるキャラクターと現代の人たちが同じ境遇になることはありえないということを踏まえた上で、恋をする純な気持ち、というのを曲なり詞なりに反映できたらいいなと思いました。エンディングテーマになると聞いていたので、とにかく楽器の数を減らしてシンプルにするということを心掛けました。歌とピアノだけとか、楽器の編成とか、邪魔なものを取っ払ってシンプルに伝わるように。詞の世界もあまり難しい表現や比喩は使わず、パっと聞いてすぐに頭に入っていくものにしました。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
ザテレビジョン

トピックスRSS

ランキング