英語恐怖症で英語が話せぬ・読めぬ米国人作家、ウルフソンの不器用な生活とは?

TOCANA / 2013年11月28日 21時30分

 母親との確執もまた、ウルフソンの生活を困難にする一因になっている。なぜならウルフソンの母親は同居する息子の病気を快く思っておらず、絶えざる攻撃(大声で英語の歌を歌う、息子の外国語学習を嘲り笑う、等)をしかけてくるからである。

■フランス語で本を執筆

 こんな異常な生活を続けながら、ウルフソンは自分の生活を詳細に記述した本を執筆することになる。タイトルは『Le Schizo et les langues(統合失調症と諸言語)』。フランス語で執筆され、英語を回避するための独自の翻訳システムなどが詳細に解説されている。(ちなみに序文は哲学者ジル・ドゥルーズによるもので、ウルフソンの文学的意義について熱く語られている)


■その後のウルフソン

 著作の出版後しばらくして、同居していた母親が亡くなることになる。口うるさいとはいえ、ウルフソンの生活は実質上、母親によって支えられていたともいえ、生活の手立てを失った(著作物の印税は微々たるものだ)ウルフソンはいったいどう
なったのだろうか? 狭いアパートでひとり孤独にひきこもっていた? それとも生活保護施設に強制収容された?

 答えはいずれもノーである。

 2003年にプエルトリコに移住したウルフソンは、なんと移住先で宝くじを当て、億万長者になったのである。

 人生何が起こるかわからないものだ。事実は小説より奇なり!

【ウルフソンの顔写真などはコチラ→http://tocana.jp/2013/11/post_3222.html】

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