なぜ、このタイミングで小泉純一郎元首相は「脱原発」を訴えたのか?

tocana / 2013年12月1日 10時0分

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 今月12日、"劇場型総理"小泉純一郎が突如、表舞台に戻ってきた。

「原発ゼロ」という言葉とともに。

 総理退任後、「政治には関わらない」と公言し、テレビ出演やインタビューも全て断ってきた小泉氏が、なぜ、日本記者クラブの会見にあらわれたのか。そのきっかけとなったのは、今年8月、フィンランドにある世界初の核廃棄物の最終処理処分場"オンカロ"を視察したことだという。

 三菱重工業、東芝、日立製作所の原発担当幹部とゼネコン幹部、計5人が同行したと言われており、小泉氏を原発推進派に引き込む意図があったのだろうが、結果は現状を見て一目瞭然、間逆のものに。

「原発ゼロにしろという1番の理由は、いくつかありますけど、1番の理由は処分場がないことです。放射能には色がない。においがない。10万年後の人間がオンカロに来た時に「何だこれ」と思って(核廃棄物を)掘り出そうとしないように(警告をするため)どんな文字を使えばいいのか、考えられているくらいだ」と、小泉氏は原発を危険な代物であると訴えた。

 この小泉氏の記者クラブでの発言を受け、先々週から各メディアが論説を掲載。たいていは世論同様に好意的である。TVでも、タレントやコメンテーターたちが「直感型の人ですから、原発の危険性を視察で感じたのでしょう」と評した。

 しかし、「なぜ、このタイミングなのか」という疑問は残る。視察したのは8月である。これを指摘したのが、元外務官僚であり文筆家の佐藤優氏だ。

「今回の小泉さんの原発ゼロというのは、フィンランドというのは作り話というか、きっかけが必要だったという話で、実際はアメリカから耳打ちされているのじゃないか」(エコーニュースより引用)

 つまり、簡素化すると、【脱原発をする。エネルギーが必要になる。その代替エネルギーとしてアメリカのシェールガスを使う。そのために、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)を推進する。アメリカとより蜜月になっていく】。

 そういえば、アメリカのシェールガス革命の影響もあると言われている、サウジアラビアの国連安全保障理事会非常任理事国のポスト辞退は10月だった。そして、息子である衆議院議員の進次郎氏はTPP推進派である。

 このタイミングでの大々的な「原発ゼロ」キャンペーンには、色々と裏がありそうだ。
(TV Jorunal編集部)

tocana

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